教育改善で故郷作り(Rai)

私(ライ)は大学を卒業してから、福岡の小学校と中学校で英語の先生として1年間働いた。私がこの仕事を選んだ理由は、先進国の日本ではどのように先生が生徒たちに授業を行っているのか、また生徒たちはどのような環境で勉強しているのかということを自分の目で見たかったからだ。1年間日本の学校で働いて私が最も驚いたことは、6才の子どもたちですら時間と約束をきちんと守っていることだ。そして、日本の学校で働き教育の質が高いことに感動する一方、ネパールの学校と日本の学校を比較して悲しくなった。
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ネパールの田舎にある私の故郷の学校は、教育の質が非常に低い。ネパールの学校は日本の学校とは違い、先生が学校に遅刻したり休んだりすることは、日常茶飯事だ。また、ネパールの先生は授業のために準備をあまりしない。日本の学校では、勉強と同時に子どもたちを育てているが、ネパールの学校では教科書に書かれていることだけを教えている。去年の中学校卒業試験では、全国で約27万人の生徒が合格できなかった。また私の故郷にある中学校では、70人全ての生徒が不合格だった。

私の故郷にある政府の学校のマネジメントがひどいにも関わらず、政府は何もしていない。村の人々は政府がこの学校を改善してくれないことに絶望していたため、私たちはYouMe Nepal TrustというNPO団体を設立した。この団体は、村の人々と協力してYouMe Schoolという学校を2011年に建設し、現在は10人の先生が幼稚園から小学校5年生の生徒たち合計138人の子どもたちに授業を行っている。この学校の特徴として、ネパール語以外の全ての科目を英語で行っており、日本の学校の見習うべきところを導入している。具体的には、時間と約束を守ることや生徒たち自身で教室を掃除すること、そして子どもたちに教科書に書かれていることだけを教えるのではなく勉強以外のことも教えながら子どもたちを育てている。