お知らせ

2018年12月号

2019.03.25

今年1年間、温かいご支援をいただき、心から感謝申し上げます。

<コタン校近況報告>
①秋田さん活動レポート
ナマステ! コタン校インターンの秋田です。コタン郡もすっかり冬に入り、ストーブやこたつが恋しい時期になりました。
と言っても、ストーブも、こたつも、コタンにはないので、焚き火をして、
そこでご飯を作りながらみんなで火を囲んで暖をとっています。
ストーブやこたつも良いですが、みんなで火を囲んで談笑するのも良いなあと日々感じております。

また、コタンでは雨季を除いてほとんど雨が降らないので雪も降りません。
子供たちに、「日本とどっちが寒い?」と聞かれると「日本の方が少し寒いよ〜。あと雪が1mも2mも降るよ!」と答えるととても驚かれます!YouMe Schoolの子たちと雪合戦をしたり雪だるま作ったりしたら楽しそうだなあと感じております。


さて、私のネパールへの滞在も残り2ヶ月となってしまいました!
今月も活動の報告をしていきます!

今月から幼稚園クラスに対して「読み聞かせ」を習慣化しようと取り組んでいます。 読み聞かせをクラスでする前に先生たちに対して、読み聞かせについてのプレゼンをして先生たちと議論をしました。

プレゼンでは以下のことを先生たちに話しました。
◎Why 〈なぜするのか?なぜYouMe Schoolに取り入れたいのか?〉
読み聞かせには 、想像力の向上 ・言語能力の向上 ・感受性が豊かになる ・子どもの興味を刺激する など、たくさんのメリットがあります。
これらのことは、世界中のたくさんの研究によって報告されています。
また、1〜6歳の間に人間の脳は顕著に発達し、小さい時ほど語彙の吸収が速いと言われています。
また2歳くらいの時に「語彙爆発」と言って、単語を急速に吸収しいろんな表現を覚えていくようになります。

ここで1つの例をあげたいと思いま。 9ヶ月前、コタン郡にある別の学校で、その学校に来たばかりの1年生の子と会いました。その子は、ネパール西部(中国との国境沿い)のムグ郡という地区で生まれました。ムグ郡では、チベットの言語が多く話されており、もちろんその子もコタンに来た当初、私が会った時には全くネパール語が理解できませんでした。私の方がネパール語を話せたくらいです。
しかし、1ヶ月前に会った時には、しっかりとネパール語が理解できて、友達とも会話していました。

私は、生活レベルのネパール語は理解できるものの、それ以上はあまり理解できません。
私のネパール語習得のスピードより圧倒的にその子の習得スピードの方が速いのです。

つまり、小さい時に言語にたくさん触れればその言語を習得しやすいということです。
そして、今取り組んでいる「読み聞かせ」が間違いなくその1つの要因になると、私は考えています。
都市部を除き、ネパールの学校には図書館はおろか本は十分にありません。

だからといって、家に本を買おうとなっても、本を買う余裕がある家庭はある程度お金がある家庭に限られます。
ネパールではそのような家庭は一握りにすぎません。

そのため、言語習得を最もしやすい1〜6歳の時期を本を読むことができずに過ごしているわけです。
過ごしているというよりは過ごさざるを得ないのです。
ですので、読み聞かせが子どもたちの本に触れる機会の1つになると思い、取り入れたいのです。


◎How 〈どうやって読み聞かせをするのか?〉
これは、日本の幼稚園における読み聞かせの動画を先生たちに見せながら話しました。
子どもたちが扇型上に座り、先生は全員に本が見えるように本を持ち座ります。
そして 「ゆっくりと」 「物語の世界に引き込むように」 読むこと。
また、絶対してはいけないこととして 「ちゃんと聞いていない子がいても感情に任せて声を上げて叱ってはならない。
なぜなら、物語の世界に入りこんでいる他の子どもを邪魔してしまうから。」 ということを話しました。

毎日授業を見ていて、YouMe Schoolでも竹の棒で机を叩いたり、感情に任せて声を上げたりして叱る先生もいます。
しかし、それは先生たちもそういう環境で育ってきたからであり、一概に先生たちを批判することはできません。
それよりも、みんなで話し合って他のアプローチ方法を探していくべきです。
そして、先生たちと議論を重ねた後、実際に幼稚園クラスにて読み聞かせをしました。

子どもたちは興味津々そうに聴いていましたし、先生たちにとっても日本でするような読み聞かせは新鮮だったようです。
まだまだ始まったばかりなので、回数を重ね、先生たちと話し合いをする中で、読み方や子どもたちの興味の惹きつけ方など、読み聞かせの時間が更に良いものとなるよう頑張っていきます。

また、YouMe Schoolの本の蔵書量を増やすために、11月下旬から挑戦しておりました「ポルカ」というアプリを用いてのクラウドファンディングですが、無事目標達成という形で終えることができました。
当初は80,000円を目標金額に設定していたのですが、たくさんの方々が支援やSNSでの拡散をしていただいたおかげで、目標金額を大きく上回る227,300円を集めることができました。
予想を大きく超える結果に私自身とても驚いていますが、たくさんの本を子どもたちに届けられることが今から楽しみでなりません。
ご協力してくださった皆様に心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

クラウドファンディングの今後のことですが、幼稚園向けから高学年向けの本まで、どのような本を買うか先生たちと検討中でございます。
また、現在5年生までのYouMe Schoolは、これから学年がまだまだ増えていきますので、先を見越しての本の購入を検討中です。
現在、図書館はコンピュータールームに併設されている状態なのですが、このクラウドファンディングを機に、空き教室に新たに図書館を作る計画が進んでおり、本棚を作ってくださる大工さんとも話し合いを進めております。

また、本を買い図書館を作ることは第一歩にすぎません。
図書館のマネジメントや貸出システム、読み聞かせ、学級文庫についてもしっかり整えていきます。もう2ヶ月と時間があまりないですが滞在期間中にできることを精一杯やっていきます。

また今後の進捗状況については、SNSの方で随時報告していきますので、以下のリンクからご覧頂けると幸いです。
https://twitter.com/youme_kochang

今回クラウドファンディングに協力してくださった皆様のおかげで、たくさんの本を購入できることになりました。
本は半永久的に残り続けるので、子どもたちを長期的に支えていくことができます。
また、来年から入学してくる子どもたちも読むことができるようになります。
YouMe Schoolの子どもたちには、たくさんの本を読み、たくさんの知識を得て、将来、国を引っ張っていく立派な大人になってほしいです。

今月の活動報告は以上です!
ネパールでは、ヴィクラム歴という歴を用いており、年末年始の行事は特に何もないので年を越すことをすっかり忘れておりましたがこの記事を書いている途中に思い出しました!

皆様、良いお年をお過ごしください!


<モラン校近況報告>>
①待井さんの送別会
モラン校で5か月間インターンをしてくれた待井さんの送別会が行われました

子供たちからは、感謝を込めたお手紙を朗読したり、お花をあげたり、ダンスをして見送りました。

5ヶ月間、子供たちのために頑張ってくれてありがとうございました。
この経験を生かして、日本でも飛躍することを期待しております。
また子供たちに会いに来てくださいね!

②待井さん活動レポート
ナマステ!モラン校インターンの待井康太郎です!12月に入ってネパールもかなり冷え込んできましたが、生徒たちは変わらず元気に学校に通い、みんなで楽しく授業を受けています。

前回の活動報告でもお伝えしましたが、モラン校の位置するビラトナガル郡では先月雨期があけ乾期に入りました。
以前の雨がちな天候と打って変わり、毎日の晴天のおかげで校庭の状態もすこぶる良く、特に天気のいい日には皆で給食を食べたり、先生が生徒たちを外に連れ出し、のびのびと授業をすることもあります。


そんな天気の良い中、今月の初めベタナという場所の大きな公園で、1年生から7年生までが参加する遠足が行われました。
この公園は、とても自然豊かなところで、木々に囲まれた広場や、猿やウサギなどもいる動物園、ボートを漕いで遊べる大きな湖などもあり、生徒たちは広場でボール遊びや縄跳びをしたりと、思いっきり自然を楽しんでおりました。
お昼頃には、食材を現地に持ち込んで先生たちが料理したお昼ご飯を食べ、青空のもとでのピクニックを皆で楽しみました。

また、この遠足の数日後、私のモラン校での5ヶ月間の活動も終わりということで、学校全体で送別会を開いていただきました。
花束やお手紙、手作りの置物など、抱えきれないほどのプレゼントをいただきました。また、生徒たちにダンスや歌を披露してもらい、送り出していただきました。

5ヶ月間の間、ボランティアとしてモラン校に先生として滞在させていただいた私ですが、実際には先生方の暖かさ、また生徒たちの勉強に対するまっすぐな姿勢、底抜けな明るさに圧倒され、物事を教えるどころか元気付けられたり、こちらが見習わなければならないと思うことばかりでした。
私のこの学校での役割は終わってしまったので、今後は学校と違う形で関わっていくことになるかとは思います。
学習意欲が強く、何事にも一生懸命な彼らは、学ぶ機会、将来を掴むチャンスさえあればきっと誰よりも輝き、ネパールを背負う人材になれるはずです。
やる気、能力に溢れ、将来有望な彼らが自分の進みたい道に進めるよう信じ、また切に願っております。

これで、私の活動報告を終わらせていただきます!
ありがとうございました。


<オンライン校近況報告>
現在、リムチュンブン市の市役所があるバラハ(baraha)に、市で初めてのインターネット回線が設置されました。
そこで、市役所の近くにある空き家を借り、インターネットの速度計測や、実際にオンライン授業ができるのかをテストしていきます。

また、
それと同時に、2019年3月に実施されるSEE(中学卒業試験)の合格者を増やす目的で、公立学校4校に各1人ずつ、数学、科学、英語に特化した授業を教えるコーディネーターを採用しました。

SEEまで残り3か月ですが、各学校20人ずつの合格者を出すことを目標に、コーディネーターの授業はすでに始まっています。

去年のSEE全科目を合格した人数は4校あわせて4人でした。。。目標は高いですが、過去10年分のSEE問題を分析し、効率よく重点的に教えていきます。
最後に、先週ライが現地を訪問し、生徒を激励したビデオをご紹介いたします。


手を高くあげてma pass hunxu(私は合格する!)と声に出して自分自身を鼓舞し、みんなで勉強を頑張っていこうという内容です。

今月の報告は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。
皆様よいお年をお過ごしください。