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ヒマラヤを望む尾根にある、ガスも電気も届かない小さな村で生まれた私は、小学校4年生の時に、運よく首都カトマンズにあるネパール唯一の進学校に奨学金で通うチャンスをもらいました。 その後は、日本の大学と大学院に進み大切な学びの機会を得ることができました。

一方、故郷の同級生たちは誰一人として高校に進学することもかなわず、10代のうちから中東やマレーシアへ肉体労働の出稼ぎに何年も行かざるをえない状況であることを知りました。

私はたまたま日本で学ぶことができたけれど、奨学生に選ばれなければ自分も同じ道を選ぶしかなかったと思います。

そして、2011年の1月。大学の卒業を目前にした私は決意しました。
国の若者の8割が、海外へと出稼ぎに行く現実を変えるには、自分が与えられたのと同じチャンスを皆が得られればいい。その為に「誰もが通える夢のような学校を創るしかない」と。 大学で学校作りや教育を学んだわけでもなければ、お金もありません。
それでも、今やらなければずっと現実は変わらない。そう信じて、私は日本で出会ったかけがえのない友人たちとともに、自分の生まれ故郷へ飛び立ち、集めた竹の柱とトタン屋根で学び舎を作り同じ年の春から小さな学校をスタートさせました。

代表ライからのメッセージ