2018年8月号 

残暑お見舞い申し上げます。
いつも温かいご支援・ご声援をありがとうございます。


【コタン校近況報告】
①グルプルニマ(先生の日)
7月中の満月の日(プルニマ)は、日頃お世話になっている先生(グル)方に感謝を表す日です。
そこで、コタン校の子供たちは自主的にイベントを企画しました。

日々練習しているダンスや音楽を披露したり、先生方に花輪やケーキをプレゼントしました。

先生方いつもありがとうございます!引き続き宜しくお願いいたします!

(司会を担当したプナムちゃんとサビトラちゃん)

②野菜収穫とハウス栽培
6月号でお伝えした、校庭の空きスペースに作った野菜畑がもうこんなに大きく育ち、収穫の時期を迎えました!

子供たちと一緒にオクラを収穫しました。他の野菜もすくすく育っています。

秋田さんが作ってくれたビニールハウスに、ローズマリーなどの種を植えました。ネパールでは、祭事やお祝い時に、首飾りのローズマリーの花輪を贈る習慣があるので、ビニールハウスが活躍してくれますね!!

③YouMe Farm はじまる!
②でお伝えした学校の敷地内で作った野菜畑は、実際に野菜が収穫できるのか、判断するための試験畑でした。無事に野菜が育ったため、学校から歩いて5分の高台に、本格的に畑を借りました!!

先生の指導の下、子供たちと一緒に畑を耕し、幅1m×長さ4mの畝を20本つくりました。

YouMe Farmの詳細は、秋田さんのレポートでもお伝えします。

④先生紹介 Vol.4 ~アンジャナ先生~
第4回目の先生紹介は、Anjana(アンジャナ)先生です! YouMe Schoolがまだ竹の校舎だった時から先生をしてくださっており、先月紹介したカラ先生の次に長く働いておられる先生です。現在は、3クラスある幼稚園クラスのコーディネーターとして全体の指揮を執りながらJKGクラスの先生をしておられます。そんなアンジャナ先生にインタビューしました!

1.学校では何の科目を教えていますか?
ーJKG(幼稚園)クラスの先生をしている傍ら、3つある幼稚園クラス(Nursery, JKG, SKG)のオブザーバーとして、各クラスの担任の先生の授業を観察してアクティビティのアドバイスやフィードバックなどをしています。
2.なぜYouMe Schoolで働いておられるのですか?また、なぜYouMe Schoolで働き始めたのですか?
ーソーシャルワークという仕事が好きで、またコタン郡というネパールの中でもリモートエリアの地域に人々、子どもたちに質の高い教育を提供したいからです。
3.YouMe Schoolや子どもたちのためにどのように働いていきたいですか?
ー質の高い教育をYouMe Schoolの子どもたちに提供するために出来る限りのことをしたいと思っていますし、そのためにベストな方法を探していきたいと思っています。

4.YouMe Schoolの良いところは何ですか?
ー日本人の支援者の方々のおかげでYouMe Schoolが大きな強い建物であること、またインフラなどが整備されていることです。また、このようなリモートエリアに住む人々、貧困家庭の子どもたちに質の高い教育を提供していることです。また、貧困家庭の子どもたちでも通えるように多くの生徒に対して奨学金を与えていることです。
5.アンジャナ先生にとってYouMe Schoolとは?
ー私の人生において2つ目の家のようなものです。
6.最後に日本にいるYouMe Schoolのサポーターに一言お願いします!
ーまずはたくさんの日本人の方々がしてくださっている、全てのサポートに感謝の言葉を述べたいです。ありがとうございます。支援のおかげで大きくてしっかりした建物があったり、奨学金により貧困家庭の子どもたちが質の高い教育を受けたり、たくさんの教材の提供などができております。子どもたちにさらに良い教育を提供するためにこの先も支援を続けていただけると幸いです。 以上、アンジャナ先生の紹介でした!

⑤秋田さんレポート
ナマステ! 現地インターン生(コタン校)の秋田です! 今月からモラン校にも現地インターン生として待井くんが駐在し始めました!12月までモラン校でインターンされるので、コタン校とモラン校で連携とって活動できたらなと考えております!

さて、ネパールに来て6ヶ月が経ちました。早くも半年が終わったと思うと、時の流れは早いなと感じております。日本では毎日のように猛暑が報道されているようですが、ネパールも夏真っ盛りで、毎日汗水流して学校に通っております。慢性的な水不足のYouMe Schoolのある地域にとって、貴重な雨季が終わりに近づき、これからまた乾季が始まります。 ここでの主要作物のトウモロコシも収穫の時期に入り、毎日のように収穫をしたトウモロコシを運ぶ人々を見かけます。私もほぼ毎日焼いたり蒸したりしたトウモロコシを食べていますが、日本のトウモロコシとは違って少し硬く甘さ控えめなのがネパールの特徴です。焼いたトウモロコシは最高に美味しいです。

今月もコタン校の活動報告をしていきます! まず8月初旬、1学期の試験の結果が返却されました!保護者同伴で試験の結果の返却が行われ、在籍する生徒の内、約60%の保護者の方が来られました。日本だと「少ない、有り得ない」と思う方もおられるかもしれませんが、ネパールでこの数値はとても高い方なんです。自分自身が学校で教育を受けられなかったために、教育への理解度が低い親御さんがとても多いのです。そんなネパールの現状の中、YouMe Schoolでは半数を超える約60%の保護者が来られ、試験の結果や子どものテスト用紙をじっくりと見ている保護者の方も多数見られました。また、試験の結果について担任の先生の説明もしっかりと聞かれており、疑問があれば質問をするなど、とても有意義な時間でした。YouMe Schoolの保護者の方の教育への理解度はとても高いものだなと感じました。しかし、まだまだ100%には程遠いので、YouMe Schoolの今後の課題だと思います。

そして8月中旬、味の素ファンデーション様に支援をしていただいている給食プロジェクトの一環でYouMe Farmを作りました。先生がアドバイスしながら3.4.5年生が中心となり、畑を耕すところから種を植えるところまで自分たちで行いました。大根、にんじん、きゅうり、ブロッコリー、ほうれん草などを植え、元気に育っております。YouMe Schoolにはハウスと呼ばれる縦割り班が4つあり、子供たちはいずれかのハウスに属しています。YouMe Farmでは学年ごとではなく、そのハウスごとに畑の手入れや野菜のお世話をすることによって上級生が下級生に教えるなど、子どもたち同士で教え合うような形を作っていけたらと考えております。「教室」というものは学校の中ではなく、考え方次第でどこでも教室になり得ると思うので、このYouMe Farmも子どもたちにとって、楽しい「教室」になれるようにアプローチしていきます。収穫がとても楽しみです!

また、今月から教員研修プログラムが始まりました。プログラムの概要を少し説明させていただくと、各先生が持つポジティブな側面(普段授業内で工夫している点、持っている教育メソッド)を全先生に共有し合うというものです。モデルとなる先生を1人決め、その授業を指導プランニングを具体的に(その授業におけるタイムスケジュール、先生の問いかけ、生徒の活動など)を書いてもらい、モデルクラスを行いました。そして、そのクラスをビデオ撮影し、学校終了後のミーティングの時間にビデオを通して授業観察、その後にディスカッションという形で行われました。ディスカッションでは「こういうところがとても良かった。」「ここはこうしたらもっといいんじゃないかな?」という意見がたくさん出ました。

文化や、価値観の違いがある分、新しいことを取り入れることは難しいことですが、とても積極的で協力的なYouMe Schoolの先生たちのおかげで実行することができています。 今月の活動報告は以上です! あと半年全力で突っ走っていきます!


【モラン校近況報告】
①新任の校長先生
前任の校長先生にかわって、モラン校があるビラトナガル出身のへマンタさんが新しく校長先生に就任しました。

へマンタ校長先生を中心に、学校環境がさらに良くなるよう先生一同頑張って参ります。

②待井さんレポート
ナマステ!現地インターン生として8月よりモラン校で活動しております、大学3年生の待井康太郎です。インターンの活動は、先日始まったばかりで、まだ日が浅いので今回は、YouMe Nepalに一月滞在してみて感じたことなども書かせていただければと思います!

さて、今月のモラン校の様子についてですが、第1金曜日にクイズ大会が行われました。 先生が前に立って質問を投げかけ、Sumire、Rhododendron、Marygold、Sakuraの4つのグループに別れた生徒たちが、早いもの順に回答することで得点を競い合いました。クイズ内容は、ネパールに関するものから理科や数学、その他の科目にまで渡り、生徒たちも楽しみながら学ぶことができたのではないかと思います。

2校目のモラン校は、ネパール第2の都市ビラトナガル郡に位置しています。都市部であり、またインドとの国境に近いため様々な民族の子どもが学校に通っています。ホームステイさせていただいているお家や、学校に向かうスクールバスに乗っている中でも、様々な民族の生活様式を見ることができます。このバスで毎日生徒たちと一緒に登校していますが、皆とても元気に、楽しそうにバスに乗ってきます。よほど学校が楽しみなのですね!

そして、何より驚かされたのが生徒たちの学習意欲の高さ、積極性の高さです。授業では、興味津々の眼差しで先生の話を聞き、板書を写します。また、分からないことがあればすぐに手をあげ質問します。何より勉強を楽しみ、学校を楽しもうという思いが感じとれます。また、空き授業の時間など、何度か教室にお邪魔したのですが、遊ぶでもなく「日本語を教えて!」とせがみ、教えた表現は積極的に覚えて使ってくれます。新しい事に対して貪欲にアプローチする姿勢は、学習意欲の高いYouMe Nepalの生徒たちならではですし、勉強を楽しもうとする姿勢は将来が楽しみになります!

郊外の立地を活かして、のびのびと学んでいるコタン校の生徒たちと異なり、モラン校の生徒たちは、一生懸命に今出来ることに取り組んでいるように見えます。今後は、日本語やコンピューターといった授業を担当をさせていただく予定です。 活動期間は12月までと短いですが、YouMe Nepal のため出来ることは、積極的に取り組んでいきたいと思います!以上、今月の報告でした。


【代表ライの登壇・対談日程】
①ライ登壇(10/14日
故郷ネパールに「オンライン学校」を作るクラウドファンディングの応援イベントを開催します。
日本のEdTechを牽引する、デジタルハリウッド大学大学院 佐藤 昌宏教授もスペシャルゲストで登壇されます!

お申込みは、下記のリンクから受け付けています。
https://peatix.com/event/422583

会場参加(無料)こちらは残りわずかです!!!
オンライン参加(無料)お申込み後、中継URLをご案内します。
【開催概要】
定員:会場参加50名/オンライン参加50名
参加費:無料
日時:2018年10月14日(日)14:00〜16:00
場所:東京駅近辺予定(後ほどイベント主催者よりお知らせいたします。)

【団体紹介ブース日程】
①グローバルフェスタ2018(9/ 29土・9/ 30日)
去年に引き続き、アジア太平洋立命館大学(APU)のご協力の下、今年もAPUブース内で、団体紹介をさせていだだきます!

また、味の素ファンデーションさんと一緒に、ステージにて活動の紹介をさせていただきます!

【ステージ出演】
入場:無料
日時:9月30日(日)15:45~16:45
ステージ名:スペシャルステージ
場所:お台場センタープロムナード
皆様のお越しを心よりお待ちしております!

【残り63日!!】
皆様のお陰で、クラウドファンディング支援金が増えています。ご支援いただいた方、SNSでシェアなど応援していただいた方、心から感謝申し上げます。目標金額まで、メンバー一同邁進して参りますので、引き続き宜しくお願いいたします。

また、新着情報も下記リンクにて更新していますので、ご覧いただければ幸いです。
https://readyfor.jp/projects/youmenepal

今月のご報告は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。