2019年4月号

平素は温かいご支援を賜り誠にありがとうございます。
ネパールでは2076年(ビクラム暦)になりました。
ネパールの新年あけましておめでとうございます。
そして、ユメスクールでも新学期が始まりました。

<期末試験の表彰式>
期末試験の表彰式がコタン校とモラン校の両校で行われました。
3学期中で高成績だった生徒には特別賞として絵本や文房具が授与されました。
生徒の保護者達もこの式に招待され、多くの保護者が数時間歩いてでも来てくれました。
保護者達も、子ども達も、そして先生達もみんな笑顔の表彰式となりました。


<コタン校の近況報告>
より効果的で質の高い教育を生徒達に与えるために、首都カトマンズで2日間に渡って先生達への研修が行われました。
このプログラムのためにコタン校からは6人の先生がカトマンズへ赴きました。
研修の重要テーマは「児童心理」「子どもとの交流」そして「折り紙」でした。
保育学年(2年生)担当のクスム先生はこの研修について、以下のように感想を述べていました。
「このような教師向けの研修は初めて参加しました。とても楽しい経験でした。生徒達との接し方、教え方や生徒に向けた様々な活動を研修できました。今回学んだことを活かせることを楽しみにしています。そして、このような新しい事を学ぶ機会は定期的にあれば良いと考えています。」


<モラン校の近況報告>
モラン校でも1週間にわたる教員向け研修が行われ、9人の先生が参加しました。
コタン校同様、重要テーマは「児童心理」「子どもとの交流」「折り紙」、そして「幼稚園児クラスの飾り付け」も含めて、研修で行いました。
今回の研修のお陰で、特に保育園の子どもたちの教室が可愛いクラスになりました。
参加したインディラ先生は感想を以下のように述べています。
「私は去年までは他の学校で教えていましたが、今回のように教師達が研修する機会はありませんでした。この研修で、生徒達の総合的な成長に役に立つ多くの知識を学ぶことができました。特に子供の教育に対する両親の役割の重要性については、改めて深く実感しました。今年は保護者達をもっと巻き込み、生徒達により良い教育を提供していきたいです。」

<「ワールドキッズフェスティバル」への参加>
カトマンズで行われたワールドキッズフェスティバルというイベントにモラン校から10人の生徒が参加しました。
生徒達に、楽しい遊びを通して、新しい発見や世界とのつながりを直接体感してもらうために参加することになりました。

ムービー:ユメスクール生徒がWorld Kids Festival へ参加

生徒達はそれぞれ「美術」「スケッチ」「けん玉ショー」「フットサル」「楽器」の異なるイベントに参加しました。
ユメスクールの生徒達は、カトマンズの別の学校の生徒達と交流でき、素晴らしい時間を過ごすことができました。
ユメスクールの生徒達の「けん玉ショー」はイベントの大きな魅力のひとつになっていました。


<オンライン学習プロジェクトの近況>
新学期の始まりと同時に、オンライン学習プロジェクトも本格的に進んでいます。
54インチのテレビ、スピーカー、ウェブカメラとコンピュータといった必要機器の設置は、首都カトマンズと山岳地帯のリムチュンブン市にある2つの公立学校に設置されました。
何度かトライアルし、不安定なインターネット環境が最大の課題であることがより明白になっていました。

私たちは地元の行政と一緒に、インターネット環境を供給するのための代替案を調査した後に、他のインターネットプロバイダーにアプローチをしました。
そして、とても喜ばしいことに、その新しいインターネットプロバイダーはリムチュンブン市までインターネットサービスを拡大することに同意してくれました!
現在は、そのための電波塔とアンテナ設備を設置中です。
うまくいけば、数週のうちに、より早く安定したインターネット環境を使えるようになる予定です。

今回のレポートは以上となります。
引き続き、私たちへの応援のほどよろしくお願いいたします。