2021年12月

今年も1年間ご支援を賜り心より感謝申し上げます!

 

 

 

 

【ウダウリ パルバ】

ウダウリ パルバとは、キラトコ教の人々の毎年恒例行事です。

※キラトコ教:ヒンディー教、仏教、そしてアニミズム(生物・無機物を問わない全ての物の中に霊魂、もしくは霊が宿っているという考え方)が習合した宗教と言われています。

 

この行事は、鳥や動物の渡りと冬の始まりを祝う日であると信じられています。
※ウダウリとは、冬の季節に鳥や動物が低地に移動することを意味します。

キラトコ教の人々はこの日、写真のような昔から伝わる伝統的な衣装を着て、サケラダンスというこちらも伝統的な特別なダンスを踊ります。
彼らは輪になり、ドール(両面太鼓)・ジャムタス(小さめのシンバル)などのリズムに乗せて踊ります。

サケラダンス
https://www.youtube.com/watch?v=VofkQBxTy6Q

 

 

 

 

【ヨーマリ プンヒー】

 

ヨーマリ・プンヒーとは、ネパール人の中でも特にネワール族の方々がお祝いをするお祭りです。
※ネワール族:主にネパールのカトマンズ盆地一帯に居住する民族で、ネパールでは人口の5.48%(2001年調査)、100以上の民族(カースト含む)がいるとされている中で6番目に多い民族です。

このお祭りは、稲刈りの終わりを記念して祝われ、『よまり』と呼ばれる写真の独特な形をしたお餅をいただきます。
よまりは米粉でできており、中にサトウキビと糖蜜を詰めた魚のような形で、蒸して食べます。


これはネワール族にとって特別な珍味です。


引用: https://www.onlinektmnp.com/

 

 

 

 

 


 

 

 

 

<コタン校>

 

 

ネパールでの新型コロナウイルスの状態は、感染者が9,000人に達した今年3月に比べ、現在200人程に落ち着いています。
このまま状況がよくなり、子供たちがもっと安心して学校に通えるよう、教師スタッフ一同祈るばかりです。

 

 

 

 

【スポーツの時間】

 

先日、スポーツ用品を新たに追加し、学校用に新しい卓球台を購入しました。

この卓球台は持ち運び可能で、収納が簡単な折りたたみ式になっています。
卓球が大好きな子供たちなので、休み時間はいつも写真のように順番待ちになっています。

 

 

 

 

 

【健康診断】

 

味の素ファンデーション様との共同プロジェクト、健康診断と特別栄養講座が先月末行われました。

代表ライの妹であり看護師のニーシャはこのプロジェクトで年に2回、簡単な健康診断と子供たちが楽しく学べるよう工夫された栄養講座、そして親御さんたちへ栄養・衛生管理の大切さを伝える家庭訪問を行っています。

ニーシャによると、「みんなの健康状態の評価は全体的に良好。」とのことでした。

先生たちの健康診断も問題がなかったようで、みんなの健康を気にかけ努力をしてくれている彼女はとても喜んでいました。

 

 

 

 

【プレゼンテーション大会】

こちらも味の素ファンデーション様との栄養プログラムの一環としてプレゼンテーション大会が行われました。

子供たちはニーシャから学んだ栄養や衛生管理の内容を、4つのチームに分かれて子供たち自身でパワーポイントでまとめたものをプレゼンテーションをし、競い合いました。

学習定着率(覚えたい知識をどれだけ効率よくインプットできるかを具体的な数値)の上位として言われている2つ「人に教える」と「グループ討論」を一緒に行えるため、私たちは、このようなコンペティションを定期的に行っています。

プレゼンテーションで勝利を収めたサクラチームは、文房具や色鉛筆などを賞金としてもらいました。

 

 

 

 


 

 

 

 

<ビラトナガル校>

 

 

【遊び場日記】

 

こちらはビラトナガル校、休み時間の様子です。


子供たちが楽しんでいるこちらは、メリーゴーランドと呼ばれるもの。
日本では、なかなか見かけないですよね!一度に4人まで遊べ、真ん中にあるリングが4席を回転させます。遊園地にあるメリーゴーランドは自動ですがこちらは手動で、4人が足で回しても5人目が外から回しても遊べます。

2つ目は、ぶらんこです。
こちらは日本でも公園に必ずあるくらい有名なものですが、少し違う点は、背もたれがあることです。

多くの日本のブランコのように座るところのみではなく、後ろが囲みになって背もたれがついているこのようなぶらんこが、ネパールでは主流のようです。

最後は、皆様ご存知のけん玉です。
日本で昔からあるこの遊びを、YouMe Schoolの子供たちも楽しんでくれています。
先生たちは、「けん玉をおもちゃにすることで、子供たちの集中力、創造性、卓越性、そして忍耐力が向上しました。」と話します。

日本のおもちゃを子供たちのために有意義に使ってくれていて嬉しいですね!

 

 

 

 

【ホットポテトゲーム】

 

新型コロナウイルス前は、毎週行っていた”金曜日イベント”が行われました。

ホットポテトゲームは、はんかち落としに似ています。

子供たちは、ボールを熱いじゃがいもののように扱い、できるだけ早くそれを隣の人に渡します。
真ん中の目隠しをした人がドラムを叩き、音を止めたところでそのボールをもっていた人の負けです。
このゲームは年齢関係なく、全ての学年で一緒に楽しめるゲームとして過去に何度もみんなで行われているものです。

 

 

 

 


 

 

【愛のランドセル寄付プロジェクト】

ソフトバンク様と共同で行われました「愛のランドセル寄付プロジェクト」

新型コロナウイルスの影響で1年延期されたこのプロジェクトですが、先日無事2888個のランドセルが、コタン郡の学校へ通う1年生から4年生の子供たちへ配られました。

そして今月中旬から末にかけて、ネパールの西にあるバジャール郡の子供たちに1,411個が配られました。

ランドセルは、長距離を歩いて登校しなければならない地方の子供たちにとって、雨や風から教科書を守れる丈夫なカバンであるのと同時に、勉強机のない家庭も多いネパールのお家で簡単な机代わりにすることもできます。

ネパールの子供たちに、愛の詰まったランドセルを寄付してくださった皆様、そしてこのようなプロジェクトを決行する機会を与えてくださったソフトバンク様に心から感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

<ディスコードプロジェクト>

このプロジェクトは、日本の東大和中学校とYouMe Schoolの子供たちを、アプリを使い繋ぐプロジェクトで、言語の壁とコミュニケーションに挑戦するものです。

11月29日(月)東大和中学校とYouMe Schoolの子供たちで、初めてのズームミーティングが開催されました。

会議では代表のライが、YouMe Nepalと2つの学校を設立した経験を子供たちに共有しました。
ネパールから日本への旅。彼が大きな夢を叶えている姿を見て、子供たちはインスピレーションを得ることができたと確信しています。

その後子供たちは趣味やダンス、音楽バンドなどについて話し、歌ったり踊ったりしました。
子供たちは、もうすでに手紙などのやりとりをしていたからか、彼ら彼女らの絆が強く、すでにみんな打ち解け合っているように感じました。
2回目の会議は現在計画中です。

 

 

 

 

【タガキ国際スピーチコンテスト】

 

このコンテストは、日本、YouMe School、西ネパール、モンゴルの小・中学校の子供たちが、それぞれ自分たちで発表したいトピックスを選び、英語でプレゼンテーションを行うコンテストです。

11月27日に大会が行われ、大成功で幕を閉じました。

子供たちは、自分の地元の話や、歌、ダンスなど興味のあるトピックスで思い思いに発表を行い、YouMe Schoolとモンゴルからの子供たちは、演奏とダンスも披露しました。

 

現在の状況下でこのコンテストは子供たちにとって、とても良い経験になったのではないかと思います。

子供たちは今年4月から11月にかけて自分の国の文化と他参加国の文化を同時に学び、それぞれの個性を楽しみながら素晴らしい学習ができました。

審査員は公平に日本、ネパールそしてモンゴルの方々で、YouMe Schoolからは「アイデア賞」と「ベストスピーカー賞」を獲得しました。

ですが私たちは、審査や結果よりもこの大会で全員が心からこのコンテストを楽しみ積極的に参加していることを感じ、喜びがこみ上げました。

 

 

 

 

<ワールドフェスティバルプロジェクト>

こちらのプロジェクトは、日本の新渡戸学園の子供たちとお互いの国の文化や日常、音楽、ダンスなど、子供たちが伝えたい内容をプレゼンテーションで伝え「一緒に楽しむ」ということがコンセプトです。

1回目のオンラインイベントは12月13日、コタン校と新渡戸学園の子供たちで行われ、それぞれの国のお祭り、行事、音楽、ダンスなどさまざまなトピックについて話し合いました。

子供たちは、知らない国の背景、文化、人間性、多様性を直接その国の子供たちから知ることができ、これは子供たちの未来に必ず役に立つと信じています。

次のイベントは、計画中です。

 

 

 

 

 

 

<日本にて>

【東京栄養サミットプレイベント】

12月6日(月)に参議院議員会館で行われた「東京栄養サミットプレイベント」に、味の素ファンデーション様からご招待頂き、代表ライが参加しました。

多くの国会議員、官僚、教授そして企業CEOの方々が参加し、YouMe Nepalで作成した栄養に関する絵本の紹介や、給食プロジェクトなどについてシェアしました。

ライは「このイベントで学んだことを力に、また子供たちのために活かしていきたい。」と話します。

ご協力、ご招待いただきました味の素ファンデーション様に心から感謝申し上げます。

 

 

 

☆アンケートをご回答いただいた皆様、ありがとうございました。
皆様のご意見をYouMe School教師とYouMe Nepalスタッフにもシェアさせていただきましたので、来年度からメールマガジンやSNSにて活かしていきたいと思っております。

 


 

 

 

 

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今月のレポートは以上となります。
引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。