2022年6月

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【2年ぶりのネパール訪問】

2年ぶりにライがコタン校を訪れました。

 

ライ
「2年ぶりにコタン校を訪れ、さまざまなことが変化していたことにびっくりしました。
今回3階部分完成後の校舎を初めて見ることができました。

コンピュータ室にはより多くのコンピューターと、IT会社に勤務経験のある非常に才能のある教師が首都のカトマンズから派遣されていたりと、230人以上の子供たちの未来が形作られている美しい校舎を見て、とても嬉しかったです。

中でも私が一番嬉しかったのは、カトマンズから私たちの使命の一部としてやってきたやる気溢れる若い先生たちに会えたことです。

彼らのような才能ある先生たちは、教育を通じて社会に貢献するという強い意識を持っていました。

さらに、YouTube動画の作成、写真撮影、ギターの演奏、フラムセット、ピアノから詩、歌、ラップの作詞まで、さまざまなスキルを備えた多才な人材たちでした。
そんな先生方と会い、子供たちを彼らに安心して任せられていると確信できました。」

 

 

 


 

<コタン校>

 

 

【ハウスリーダー投票】

YouMe Schoolには、学年ごとのクラスとは別に「ハウス」が存在します。
ハウス = 学年関係なく、1年生から9年生までの子供たちが平等に4つのグループに分けられ、イベントやコンペティション(競争・試合)、朝礼などで一緒に行動するグループのことです。

今回、各ハウスごとにいるリーダーを決める投票が、校長先生主宰で行われました。
投票終了後、4つのハウス(イエロー・グリーン・ブルー・レッド)の新しいリーダーたちが発表されました。


イエロー
: キャプテン – プレサン 副キャプテン – ウェルカム
グリーン: キャプテン – ディーパ 副キャプテン – メリシャ
ブルー: キャプテン – アナモル  副キャプテン – ローシャン
レッド: キャプテン – ヒビンダラ 副キャプテン – ヴィベク

 

(カメラが大好きなカモハススサナも一緒に。笑)

 

校長先生はリーダーたちに
「それぞれの責任を全うし、グループのみんなを率いてサポートに努めてください。そして、私たち教師と緊密に協力しあい、一緒にイベントや競技会を作り上げていきましょう。」と鼓舞しました。

 

 

【世界環境デイ】

6月5日(日)世界環境デーが祝われ、先生と子供たちは、環境のことを盛り込んだプラカードを持ち、スローガンを町のみんなに伝えながら、徒歩12分のところにあるホールソン公園まで歩きました。

 

帰りは、みんなでゴミを拾い集めながら帰りました。
子供たちはすでに、植樹やリサイクルの取り組み、廃棄物の削減、管理など、環境保全に関連するさまざまな活動に参加しています。

この日はいつにも増し、みんなで環境について考え、積極的かつポジティブに行動できた1日になりました。
私たちは、今後も可能な限りあらゆる方法で環境の持続に貢献することをお約束します。

 

 

 

 

 

【3年ぶりのボランティア受け入れ】

 

デンマーク、コペンハーゲン出身でケンブリッジ大学の学生であるシエラハンバートさんが、2日間YouMe Schoolを訪問しました。

シエラさん

「YouMe Schoolコタン校への訪問はとても素晴らしい経験でした。
初日の朝礼では、皆から温かい歓迎を受け、紹介されました。
その後パブリックスピーキングや英語に焦点を合わせたクラスを行うスタジオルームに案内され、5年生、6年生、8年生の全てのクラスに参加しました。

子供たちは授業にとても熱心に取り組み、彼らの気配りには感心しました。
午後、私は小さな子供たちと一緒に、英語学習を助けるためのゲームをしました。
繰り返しになりますが、子供たち全員が真剣に活動に取り組み、学び、楽しみながら授業を受けている姿を、本当に素晴らしいと感じました。

この日最後の授業で私は、子供たちにバレエを教え、子供たちはお気に入りのネパールのダンスを私に教えてくれました。

2日目は、子供たちが歌やダンスなどの発表会を行いました。
先生たちがクイズ通して、低学年の子供たちの英語を上達させ、チャレンジや賞品を通して、子供たちをやる気にさせる彼らの創造性に感銘を受けました。
高学年の子供たちからは、歌、詩、ラップのパフォーマンスを楽しみました。


今回の訪問で、特に子供たちの学習に対する先生たちの取り組みに触発されました。
先生たちは、子供たちがいかにこの限られた学習時間を、楽しく刺激的に学ぶことが出来るかを、彼らの思いやりと創造力で、現実化していました。
また、子供たちがすべての活動にどれほど熱心に取り組んでいるかにも感銘を受けました。

私は今回の訪問で、とても素敵な時間を過ごし、またいつか戻ってくることを心から願っています。」

 

 

 

 

【夢ファーム、新しいプロジェクトが始まります!】

2019年、給食プロジェクトの延長で作ったYouMe Farm(夢ファーム)。
YouMe Schoolに通う子供たちの家庭は、ほとんどが農業メインで生活をしています。
子供たちに実践的なスキルと経験を積むことが可能な科目「職業訓練」のため、今回みんなで協力し、野菜等を育てる温室を作りました。

過去の職業訓練の授業では、トマト、大根、カブ、唐辛子、カリフラワー、とうもろこしなどの植物の植え付け、発芽、受精、および受粉プロセスを学びました。

農業はコタン郡だけでなく、ネパール国内全体においても重要な収入源の1つであるため、農業に必要なスキルを学ぶことは非常に重要です。
子供たちは、毎回忠実にタスクを実行し、優れたパフォーマンスを発揮する様子を見ることができます。

 

※こちらのプロジェクトは、「公益財団法人 味の素ファンデーション 」様との協同プロジェクトです。

 

 


 

 

 

<ビラトナガル校>

 

【コーディングコンテスト】

YouMe School史上初のコーディングコンテストがビラトナガル校で開催されました。
コンテストの内容は、子供たちが観客の前でゲームをコードから作成し、そのコード、一つ一つを説明するものです。

今学期からコーディングを学び始めた子供たち、5年生から9年生までの計5人が参加。
皆自信と熱意を持って発表に臨みました。

勝者は7年生の彼、クリシュナ・シャー。
彼は、鳥と人参(エネルギー源)とサボテン(障害物)、3つのキャラクターを使ったゲームを作りました。
飛んでいる鳥が人参を食べるとスコアが高くなり、サボテンに触れると鳥がやられてしまい、ゲームが終了するというものです。

コタン校の子供たちと同様、ビラトナガル校の子供たちもこの短期間でコーディングを楽しみながら学び、ゲームの作成までと、素晴らしい成長を遂げています。

 

※こちらのプロジェクトは「一般財団法人 日本国際協力システム(JICS)様」との協同プロジェクトになります。

 

 

【世界環境デー】

コタン校同様、ビラトナガル校でもプラカードや絵に美しく描かれたポジティブな環境メッセージで世界環境デーを祝いました。

地球環境を良くするために必要な活動をそれぞれ絵やポスターとして作成し、みんなで理解を深めました。

 

ポスターにもあるうちの一つ「植物を育てる」をみんなで実践!
ちなみに、小学1年生たちは植木鉢を赤く塗るのに夢中です。

4年生のアユナ・ライは、啓蒙的なスピーチで聴衆に話しかけ、地球環境を救うことについての意識がさらに広まることを願い、その重要性を伝えました。

 

 

【暑さをやっつけろっ!】

夏のビラトナガルは、6月と7月の平均気温が32°Cから33°Cと、非常に高温多湿です。
6月17日(金) 先生たちは幼稚園組の子供たちを対象に、暑い夏に自分の身を自分で守り、乗り切るためのイベントを開催しました。

まず、子供たちはぬりえを楽しみながら「暑い夏、どのように自分の身を守れば良いか」を学びました。

そして先生たちは、子供たちに夏を乗り切るために必要なアイテムとして、「サングラス・日傘・日焼け止め・ジュース・フルーツ・水・扇風機」など役に立つものを一つ、持ってきてくださいとお願いしました。

最後に先生と子供たちみんなでスイカを楽しみ、このイベントは終了しました。

 


 

 

<おまけ>

 

【ほぼ日の學校掲載】

YouMe Schoolの姉妹校『ほぼ日の學校』が、ライのインタビューの読み物verを掲載してくださいました。(読んで体験、ほぼの學校)

『ネパールの留学生が、故郷に学校をつくった。』
シャラド ライ/ Sharad Rai (NPO法人YouMe Nepal 代表理事)

Yahoo! JAPAN

ほぼ日の學校

 

そして、ライの授業をANAの機内でも配信いただけることが決定しております!

国際線:8~10月
国内線:9~11月

ANAに搭乗予定がある方、そしてお知り合いの方にもぜひお知らせいただけたら幸いでございます。

ぜひ、ご覧くださいませ!

 

 

 


 

 

 

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今月のレポートは以上となります。
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