2024年2月

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<コタン校>

【スポーツ大会で入賞しました!】

先日、コタン校の子どもたちは、ネパールの大統領が主催した「プレジデント・ランニング・シールド」というスポーツ大会に参加しました。

このイベントには、下記の著名なゲストたちが出席され、大会に花を添えました。

  • 主賓:ダナ・ラジ・グルン(法・司法・議会担当大臣)
  • 議長:ビマラ・ライ市長(ハレシ・トゥワチュン市)
  • 審判員およびレフェリー: ラック・マン・ライ(州バレーボール・レフェリー)
  • パルバティ・ライ(国際カバディ・コーチ)
  • アニルドラ・チャウダリー、ビチャリ・タマン(国際空手コーチ)

この大会では、全14校の子どもたちが参加し、走り幅跳び、走り高跳び、ランニング、バレーボール、カバディなど、様々なスポーツで競い合いました。

参加者全員がパフォーマンスに心血を注ぐ中、我がコタン校女子カバディチームが、見事3位入賞を果たし、プレジデント・ランニング・シールドの歴史にその名を刻むことができました!

すべてのチームが勝利を収めることはできませんでしたが、この大会で戦った一瞬一瞬で、最大限のパワー、チームワーク、そして献身的な努力を注いでくれた子どもたちを誇りに思います。
逆境に立たされたときこそ、子どもたち一人一人の個性が輝きを放ち、自身を奮い立たせ、新たなエネルギーで成長することができると私たちは信じています。
スポーツの世界では、勝ち負けだけでなく、かけがえのない経験や価値観を身につけることが大切なのだと実感できた大会になりました。

体育の先生であるソナム先生とサンジーヴ先生の揺るぎないサポートと指導が、私たちの学校スポーツチームを形成し、この大舞台への準備に大きな役割を果たしたことを、とても誇りに思います。
そして、子どもたち一人一人が自分の限界に挑戦し、怪我無く楽しく大会を終えてくれたことをとても嬉しく思います。

中でも優秀な成績を収めた女子カバディ・チームに心から祝福を送ります!

 

 

【サラスワティ・プージャーのお祝い】

今年の2月14日に行ったサラスワティ・プジャのお祭りでは、サラスワティ・マタ(学問の神様)に祈りを捧げ、教養と知識が継続的に身につくよう、祝福を求めました。

毎年恒例のこの伝統行事は、知性と創造性を育むという私たちのコミットメントを反映し、YouMeスクールの大切な文化の一部となっています。

しかし、今年はお祝いだけにとどまらず、サクサクとしたブニヤ(お菓子)やチウラ(お米の乾物)、ブジャ(ポン菓子)など、愛情込めて作られた伝統的な行事食が振る舞われ、みんなで喜びを分かち合いました。

 

ブニヤ

引用:ECSネパール

このお祝いで、教育に対する役割を再認識し、学問の追求と子どもたちの成長の両方において、卓越したものになるように私たちは精進し続けます。

 

 

【音楽の祭典】

コタン校ではこの日、3学年ずつバラバラの学年で構成されたハウス対抗の、洋楽歌唱とダンスコンテストが行われました。

コンテストは、シニア部門(6~9年生)とジュニア部門(2~5年生)に分かれ、それぞれこの日のために練習した洋楽とダンスが披露されました。

YouMeスクールの子どもたちは歌やダンスが大好きということで、歌とダンスのコンテストはよく開催されていますが、洋楽のコンテストは今回初の試みです。

以前は、英語が全然出来なかった子どもたちですが、現在は自信満々に英語で会話できるほどに成長しました。

シニア部門では、イエローハウスが優勝し、ジュニア部門では、レッドハウスが魅力的なパフォーマンスで1位に輝きました!

このコンテストは、子どもたちが自分のスキルを披露する場というだけでなく、ハウス間の連帯感と友情を深め、子どもたちの自己肯定感を高める、活気のあるイベントになりました。

 

 


 

 

<ビラトナガル校>

【サラスワティ・プージャー  昔からの伝統を超えて】

サラスワティ・プージャーは毎年学校全体で祝われる古典的な伝統行事ですが、今年本校では従来の儀式の枠を超えた、面白い取り組みを取り入れました。

1つ目は、着物の着付けです。

着物をネパールの伝統行事に取り入れることで、多様性への理解と日本の美しい文化を知るきっかけをつくりました。

祝賀会では、子どもたちの保護者が素敵な着物をまとい、お祝いに華を添え、それぞれの展示を企画してくれました。

2つ目は、子どもたちが恐竜に変身したサプライズです。
恐竜のカラフルなコスチュームは、祝賀会に驚きを吹き込み、子どもたちのクリエイティブな心を披露しました。

そして3つ目は、子どもたちが作ったぺーパークラフト作品の展示です。
子どもたちの芸術的才能を披露することにより、この祝賀会を職人技と創造性の祭典に変化させました。

生き生きとした作品の数々は、成長を育むという当校のコミットメントを表現したものにもなりました。

そして4つ目は、VR体験と科学展示です。
VR体験は、みんなに没入感のある体験を提供し、本校が信じてきたデジタル技術導入の重要性をアピールできました。

6つ目は、日本料理教室です。
インターン生のかなさんを筆頭に、保護者や子どもたちに日本料理を味わってもらおうと、子どもたちを対象に日本料理教室の授業を実施し、つくった料理を保護者の方々に試食してもらいました。
今回はみんなでつくったのは、コーン醤油おにぎりでした。

多くの子どもたちにとって、この日本語料理教室はまったく新しい体験で、文化交流の架け橋となり、多様な伝統に対する理解と感謝の気持ちを育みました。

このように、今年の祝賀会は、文化的多様性、創造性、革新性の祭典へと進化を遂げました。

着物の着付け、恐竜のコスプレ、VRショーケース、そして日本料理教室などのユニークなイベントを通して、サラスヴァティー女神に祈りを捧げるだけでなく、子どもたちの保護者にも探求、創造、革新へのインスピレーションを与えることを可能とし、イベントは大盛況のうちに幕を閉じました。

 

【日本からまた新しいインターン生がやってきた!】

ビラトナガル校に、インターン生のゆずきさんが新しく加わりました。

彼女は現在、慶應義塾大学で法律を専攻しており、学業だけでなく、日本の伝統武道である空手にも積極的に取り組んでおり、黒帯を取得した実力者です。

YouMeスクールがインターンを受け入れる最も大きなメリットのひとつは、本格的な日本語学習と刺激的な文化交流の機会です。
子どもたちは日本語の授業で熱心にインターン生と会話をし、語学力を磨くとともに、日本の習慣や表現について貴重な教養を得ます。
また、ゆずきさんは私たちの授業に新鮮な視点をもたらしてくれました。

彼女の問題解決へのアプローチ、仕事に対する姿勢、そして子どもたちと学校コミュニティへの敬意が、本校の教育システムや教授法をより良いものにすると共に、それは、彼女自身の成長にもつながります。

 

 

【かなさんと共に学び、成長する】

かなさんは、日本語の授業だけでなく、ビラトナガル校で初めての日本語料理教室の実施や、ソーラン節ダンスレッスン、家庭訪問、その他課外授業など、子どもたちのことを本気で考え、毎回100%の想いでさまざまな視点からYouMeスクールで教育に携わってくれています。

インターン生の協力は決して一時的なものでなく、私たちコミュニティの不可欠な部分となっています。

また、インターン生の参加により認識できる文化の多様性が、私たちの生活に豊かさをもたらし、それを心から受け入れることの重要性を思い出させてくれます。

 


 

<おまけ>

 

【ネパールの特別なネックレス】

『ポテ』はネパールの伝統的なネックレスで、特に結婚式やその他の縁起の良い機会に女性が身につけるものです。

一般的には小さなビーズでつくられており、ビーズは鮮やかな模様や色で配置されることが多いです。ポテはネパール社会で重要な文化的・象徴的価値を持ち、女性の結婚のステータスを表しています。

この写真が撮られたインドラ・チャウクという市場は、ダルバール広場から東に伸びるニュー・ロードに位置する伝統的な市場です。

到着すると、ポテ専用のカラフルな屋台が目に入り、簡単に見つけることができます。
そして、職人たちによるオーダーメイドもつくることが可能です。

 


 

 

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今月のレポートは以上となります。
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