2023年2月

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<コタン校>

【初めての試み!スポーツの祭典】

1週間を超えるスポーツを祝う祭典が、YouMe Schoolコタン校主宰で行われました。

このスポーツの祭典は、子どもたちのスポーツマンシップと友情を育み、運動・チームビルディング・コミュニケーションの促進を目的としています。

イベントには、コタン校を含めた6校の学校が参加し、コタン郡にあるハレシ地区の区長や教育コーディネーターも訪れました。

子どもたちは1週間、バレーボール・サッカー・チェス・マラソン他、さまざまなスポーツで戦い合い、学校の垣根を超え、仲間との時間を楽しみました。

イベントでは、子どもたちが厳重な監視下で安全にスポーツに没頭できるよう、コタン校の管理担当者が、地方自治体および地元の警察と協力し、イベントの調整、計画をしました。

オープニングは、子どもたちの華麗なダンスや歌のパフォーマンスから始まりました。

ネパールの公立学校では通常、体育の授業は『直接ビジネスに結びつかないもの』として、行っていない学校が多い中で、YouMe Schoolでは、通常の体育に加え、このようなイベントを取り入れることにより、子どもたちが楽しく運動できるきっかけを取り入れることで、子どもたちの健全な成長を手助けしています。

このスポーツの祭典はただの競技大会ではなく、子どもたちにソーシャルスキルを学ぶきっかけと、自分の好きなスポーツを見つける機会を与えてくれました。

そして、このイベントの一番の見せ場はコタン4〜5kmを走り抜けるマラソン!

コタン地区で、このようなスポーツイベントを企画したのはYouMe Schoolコタン校が初めてで、子どもたちはこの日の開催をとても楽しみにしており、みんなで同じユニフォームを着用し、応援しました。

大会の最後は、それぞれのスポーツで好成績を残した子どもたちへ、賞品・メダル・トロフィーの授与が行われました。

コタン校の子どもたちは、それぞれバレーボールとマラソンで1位を獲得し、このスポーツの祭典は幕を閉じました。

 

 

【6年間に渡った食育プロジェクト最終回】

この6年間の食育プロジェクトでは、子どもたちや親御さん、そして地域の皆様も巻き込み、健康や衛生の重要性を伝えるために、さまざまなプロジェクトを行なってきました。

食育を受けたことがない親御さんが多い中、直接家庭でのお話を聞き、根本の家庭から衛生や食事の改善を促した『家庭訪問』
低身長・低体重の子どもが多いコタン郡で、子どもたちの身体の異常をいち早く発見するための『健康診断』
往復最長5時間かけて通学する子どもがいるYouMe Schoolで、以前は小さなスナック菓子を昼食に持参する子がたくさんいたことから、お昼ご飯をきちんと取り元気になってほしいという想いを込めた『給食』
自分たちで種から野菜育てることにより、野菜のもつ栄養価に、楽しみながら興味を持ってもらう『農業体験』
カトマンズからお医者さんに来ていただき、地域の皆様も参加した『歯科・眼科診断』
そして今回、味の素ファンデーション様と協同で行われた6年間のプロジェクトの最終となる食育プロジェクトがコタン校で行われました。

 

 

【家庭訪問】

家庭訪問では、家庭での食事や衛生環境を確認し、アドバイスすることはもちろん、親御さんとの信頼関係を築くのにとても役立ちました。

年々、親御さんが積極的に参加してくれるようになり、学校以外での子どもたちの健康をサポートできたと共に、体調不良や、風邪で学校を休む子どもが年々減っていきました。

 

 

【食育​エキシビション​】

食育の一つとして、子どもたちは自分たちで食育に関するプレゼンテーションや演劇、そしてこのような展示物などを作成しました。

今回のテーマは「郷土料理とその重要性」

エキシビションでは親御さんを学校へ招待し、子どもたちは地元の薬草や野菜、果物などを実際に入手し、食品の栄養価やそれらを使った健康的な調理方法を紹介しました。

また、食品ラベルの読み方や予算内で作ることができる健康レシピの紹介、食品ピラミッドをデモンストレーションをするなど、親御さんにも健康的な選択を働きかけることができました。

訪問いただいた親御さんたちからは「子どもたちと食べ物について話す機会を与えてもらい、食育についてまたたくさん学ぶことができました。」とポジティブな感想をいただきました。

この授業がきっかけで、家庭で地元の食材を使うことで、コタンの活性化にも繋がると私たちは信じています。

そして、このプロジェクトを6年間というとても長い期間、協同で活動、支援してくださった味の素ファンデーションの皆様に、心より感謝申し上げます。

 

 

 

【タガキスピーチコンテスト】

英語でのスピーチ力を競う国際タガキスピーチコンテストのファイナルが2月4日に行われました。

コンテストは日本とYouMe Schoolの子どもたち9人が参加し、それぞれがお気に入りの場所や文化、食べ物、動物、山などのトピックスをプレゼンテーションしました。結果は、3つの賞(エンゲージメント・アイディア・アクション)ともに、コタン校の子どもたちが1位を獲得!みんなおめでとう〜^^このように幼い頃から、日本や他国の子どもたちと繋がり、刺激しあえる環境は子どもたちにとって、かけがえのない経験となります。
そして、この素晴らしい経験を裏で支えてくださったスタッフの方々に、感謝申し上げます。

 

 


 

 

 

 

<ビラトナガル校> 

【サラスワティ・プジャ】

今年もまた、サラスワティ・プジャの季節がやってきました。

毎年メールマガジンで紹介しているお祭り『サラスワティ・プジャ』のサラスワティは学問の女神で、この日ヒンドゥー教の方々は、知識・音楽・アート・学業に対して、祈りを捧げます。

そして、学校などの教育機関は、このお祭りを盛大にお祝いします。
ビラトナガル校では、昨年同様大きなサラスワティの人形を飾り、みんなでお祝いしました。
また人々は、お花やフルーツ、スイーツやお金を配ることで、お祝いし、黄色の服を着ると縁起がとても良いとされています。
この日ビラトナガル校では、小さな子どもたちが『学ぶことの小さな一歩』として、ホワイトボードに思い思いの書き込みをしました。ネパールでは、多くの学校がこの日を無料で開放し、たくさんの子どもたちが訪れ、入学手続きをします。ビラトナガル校では、子どもたちが先生と協力し、手工芸品と折り紙の展示会を行い、訪れた子どもたちや親御さんを楽しませました。サラスワティ・プジャイベントはたくさんの喜びが溢れるもので、大成功のうちに幕を閉じることができました。

ヒンドゥー教の人々の間で、このようなサラスワティ女神への祝福は、私たちが充実した人生を送るための知識と知恵を手に入れるのに役立つと信じられています。

 

 

【日本からインターン生がやってきた!】

YouMe Schoolは開校当初から、世界各国からのインターン生を積極的に受け入れてきました。
そして、今回新型コロナウイルスでストップしていた受け入れを3年ぶりに再開しました。急速にグローバル化していく現代で、直接インターン生からさまざまな国の文化を学び、互いに刺激を受け、”教科書では学ぶことができない経験”を目的としているこのプログラム。今回このプログラムに参加したさきさんとのりみさんは、共に教育と国際協力に深い関心を持っており、ビラトナガル校のインターン生に応募してくれました。

学校では、子どもたちとたくさんコミュニケーションを取り、日本語の授業で子どもたちを盛り上げてくれたり、学校外でも地元の方々と積極的に関わりをもち、かけがえのない文化交流の機会を与えてくれました。このプログラムを終えた彼女たちは、とてもポジティブな達成感で溢れ、この経験が子どもたちだけでなく、インターン生にとっても特別なことを物語ってくれました。

次回は、インタビューや経験談、壮大な送別会の様子をたっぷりお伝えします!

 

 

【スポーツイベント】

YouMe Schoolでは先生たちが2 月を、スポーツの月と命名しています。

この日ビラトナガルでは親御さんを招待し、さまざまなスポーツ競技を行う、小さな運動会が行われました。

日本でも有名な椅子取りゲームや、水の張ったコップからボールを吹いて落とす、吹き出しボール、パン食い競争ならぬチョコレート食い競争、二人組で行う風船割りゲームなど、みんなで体を動かし楽しいひとときを過ごしました。

近年は、先生たちが知恵を出し合い、親御さんを巻き込んだイベントをたくさん行っているビラトナガル校。

以前は、親御さんのイベントや説明会の参加率が10-15%程でしたが、現在は50-60%にまで増え、親御さんの考える教育のあり方に変化が見えてきました。

イベントの最後には、参加した親御さんたちへ感謝状が授与され、親御さんからは「今後もこのようなイベントへ参加し、我が子の成長を一緒に見守りたい。」とのコメントがありました。

 

 

 


 

 

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今月のレポートは以上となります。
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