皆さまあけましておめでとうございます。
今年は不安の中での年明けになりましたが、YouMeNepalはこれからも明るく楽しく前を向いて頑張っていきますので、今年も一年応援よろしくお願い申し上げます!
【2020年を振り返る】
2020年は間違いなく世界で他に類を見ない年でした。恐怖、不確実性、不安の中での生活、新型コロナウイルスによって世界が崩壊するのを目撃しました。
私たち教育業界もあらゆる側面にて影響されました。
9年生オンライン授業の様子
実際の授業からリモート授業への変更、突然訪れた膨大な課題、全てに対し迅速に、かつ子供たちに100%安全な方法での対処を求められました。
マイナスな面がたくさんあったのもたしかですが、プラスな面をお話すると、2020年は学び・愛する年でもありました。
これまでに感じたことのない人と人とが繋がることの重要性を認識しました。2020年から2021年までの旅は、もちろんとても大変でしたが、こんなに学び、成長し、発見できた年は今まで考える限りでは思い付きません。
2021年、皆様にとりまして本当に幸せで健康で、輝かしい1年になりますように。
<コタン校>
【初めてのマスク着用】
以前、ネパールでのマスクの役割は、ほこりや汚染から身を守るためのものでした。しかし、新型コロナウイルス蔓延後、ネパール国内でマスク着用がすぐに義務化されました。
これまでマスクを着用したことのなかった子供たちにとって、それがどれほど窮屈で苦しいものなのか、想像がつきました。
また子供たちにマスクを着用することの重要性を理解させるのには、かなり苦労しました。
ですが今感じることは、マスクの裏にこの子供たちの笑顔を見られることが何より私たちの幸せです。
【コタンの水問題】
水不足は、コタンの住民にとって最近の問題ではありません。水源が枯渇し、人々が水不足に直面しているケースがまだまだあります。私たちの学校やYouMeHouseでさえ、飲用だけでなく、その他の生活のためにも水を購入しなければなりません。
毎年雨がない時、もしくは水資源が底をつく時などを想像し、何に対してどのくらいの水が必要になるのか考えながら、やりくりをしなければなりません。
YouMeHouseで、教師たちが自分たちの小さな農業を作ると決めた時、節水のため野菜を栽培している土地に、既に使用した水を流すというアイデアを思い付きました。小さな穴を掘り進め、そこへパイプを設置、畑への一番急な坂を選び、使用した水が最終的に流れ込むように工夫しました。アイデアは一般的で単純です。
このように私たちは水を使いすぎず、すでに使用されていた水を最大限に活用します。
この水を利用し、野菜を育てることができるようになりました。
<ビラトナガル校>
【大人気YouTuber 実験道場とダンス交流会】
3年前にビラトナガル校へ来ていただき、運動会を子供たちと一緒に行なってくれた、日本で大人気のYouTuber実験道場とのオンラインダンス交流会が、コタン校・ビラトナガル校の両方で行われました。
実験道場の皆さんは、パプリカやジングルベルのダンスを子供たちに披露・レッスンしていただき、子供たちはネパールの伝統的な衣装を着て自分たちのダンスを披露しました。
子供たちは「オンラインダンス交流会がこれほど面白いとは思わなかった!」
教師たちは、「生徒たちがとても楽しんでいるのを見るのが幸せでした。」と話していました。
実験道場の皆さん、今回はこのような交流会を企画していただきありがとうございました!
世界が落ち着いたら、今度はぜひコタン校へも遊びにきてくださいね!
↓↓ 実験道場「世界とダンスで繋がってみた!ネパールとダンス交流したよ❤」
【創造性を養う授業】
通常の授業に創造性要素を加えることにより、より良い教室環境を作り出す事ができると私たちは感じています。
私たちが与えたマニュアル通りの授業ではなく、子供たちが自分で考え、表現できるよう、自由な時間を十分に与えます。私たちはそれが子供たちの思考能力の向上に確実に役立つと信じています。
彼女は5年生のSushmitaちゃん、彼女は絵を描くのがとても好きで、描画スキルをいくつかを見せてくれました。
このように、子供たちが自分たちを表現しようとしているときは、決して止めずに、見守るようにしています。
新型コロナウイルス蔓延以前、学校ではたくさんのイベントが行われ、子供たちが行列を作ることがありましたが、2020年はもちろん一度も行いませんでした。ですが、そんな環境に屈し子供たちの学ぶ機会を減らしてしまわないよう、教師が一体となり子供たちの安全を第一にさまざまな活動に取り組んできました。
【友達との時間を楽しむ】
友達と一緒に遊ぶことは、子供たちにとってとても重要です。これらの思い出は、すべて子供たちの心の中に生き続けます。
子供たちが勉強とは別に、学校について考えるときはいつも友達と遊んだり楽しんだりして過ごした時間を考えます。これは子供たちが人生の思い出をつくっていることになります。
この3年生の子供たちは、マスクをきちんと着用し、毎日のようにバスケットボールを楽しんでいました。
子供たちがもっと学校でたくさんの特別な思い出を作り、子供たちの生活を最大限に楽しんでくれることを願っています。
<オンラインプロジェクト>
2020年は間違いなく、教育システムに対する無限の課題で、皆が悪戦苦闘する年でした。多くの公立学校は、オンライン環境を十分に備えていなかったので、教育のオンライン化にとても苦労していました。
数学の授業
2019年からオンライン授業をカトマンズから200キロ離れたリムチュンブン市にある公立学校のバラハ校とバラムタ校に1年間実施していましたが、昨年のウイルス蔓延で一時休止後、再開の目処は立っていませんでした。
理科の授業
ですが、バラハ校とバラムタ校の先生方・子供たちの切実な要望に応じて昨年12月にオンライン授業を再開しました。オンラインクラスは10年生を対象とし、主要な科目である理科と数学を教えています。学校や子供たちからは、毎回「とても楽しく勉強でき、有意義な時間です。」などの、感想をいただいています。
<日本での活動>
【シャラド・ライのオンライン講座】
創設者のシャラド・ライは、1月12日に江戸川学園取手中学校・高等学校の高校生にオンライン講義を行いました。講義の目的は、”YouMeNepalがネパールで解決しようとしている教育問題を共有することで、学生たちのモチベーションを高めること”でした。
学生たちはシャラドの話に熱心に耳を傾けてくれ、シャラドは学生たちに「日本だけでなく、他の国々の教育制度についても理解を深めてくれたら嬉しい。」と話しました。
【ほぼ日の學校とYouMe Schoolが姉妹校に】
YouMeSchool学校建設当初から、継続して応援していただいている糸井重里さんが文章を綴られた”ほぼ日の学校”内でYouMeSchoolをご紹介いただきました。
今後、ほぼ日の學校とコラボレーションが出来ることを、皆で楽しみにしております。
【Yahoo!ネット募金受付中】
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今月のレポートは以上となります。
引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。