日頃よりご支援を賜り、本当にありがとうございます!
<コタン校>
【祝祭とハーモニー】
ネパール最大の祭り、ダサインの後に行われるのは、富や繁栄、収穫などを祝うお祭り、ティハール、別名『光の祭り』です。
5日間に渡り行われるこのティハールは、それぞれの動物、または人間との深い関わりを持ち、祝われます。
1日目:カラスの日
ネパールで、カラスは知らせを伝えるものと言われています。
2日目:犬の日
犬は恩を忘れず、番犬であり、人間の友です。
3日目:雌牛の日
雌牛は人々にミルクを与えてくれる母なる存在です。
4日目:雄牛の日
雄牛は、農家が畑を耕すのに欠かせない存在です。
5日目:兄弟、姉妹の日
姉妹から兄弟へティカを送ることで、女性の守備力を兄弟へ与えるという意味を持ちます。
1ヶ月間の休暇後、コタン校の先生と子どもたちは一堂に会し、ネパールの伝統的なフォークソング、DeusiとBhailoを歌い、踊りながらお祝いをしました。
ネパールでは、DeusiとBhailoを演奏すると、その家庭に幸福がもたらされると言い伝えられており、この日、子どもたちは楽器を演奏しながら、地域の各家庭を周り、人々の温かい笑顔に迎えられました。
毎年コタン校で行われているこのイベントは、子どもたちのアイデアのかたまりでもあります。
今回初めて行われた各家庭への演奏訪問も子どもたちのアイデアで、村に笑顔とエネルギーをもたらしてくれました。
このイベントのために、子どもたちはみんなで協力し、35,580ルピー、約4万円の寄付金を集めました。
次回は、今回のイベントで使用しなかったお金で、野外教室やピクニックを計画しています。
【ティハールを家族と祝う-先生のティハール】
学校が開校した当初から、幼稚園の先生として、YouMeスクールを支えてくれているアンジャナ・ライ先生。
今回は、彼女のティハールをのぞいてみました。
ティハール最終日、先生の家では、兄弟と姉妹の絆を示す一連の儀式が行われました。
儀式は、姉妹が兄弟の額にティカをつけるところから始まり、マリーゴールドとマッカマリの花で作ったマーラ(花輪)を首にかけます。
また、長いマーラは兄弟姉妹の永遠の愛の絆と、長寿を象徴すると言われており、この日、町中では長いマーラをつけている方々が目立ちます。
ネパールではこの日、1年の中でも特別、家族間の関係を深め、愛を確かめ合う日となります。
【日本の友人たちとのオンライン交流】
先日、私たちは再び日本の九州大学の学生たちとオンラインで交流する機会に恵まれました。
今回のハイライトは、「お互いの人生の経験を語り合い、分かち合うこと」でした。
それぞれが普段の生活について発表し合う中で、文化の違いや多様性など、学ぶべきことがたくさんありました。
テクノロジーの力を使い、国境を越えて知らない国の友達と出会い、笑顔を分かち合う素晴らしい体験は、1時間にも及びました。
この経験は、異文化間の理解と架け橋を育む上で、バーチャルな交流がもたらす無限の可能性を思い起こさせるものとなりました。
この授業は、Global Language Instituteさまとの協同プロジェクトです。
<ビラトナガル校>
【懐かしい再会】
ビラトナガル校が設立された当初に、インターン生として活動してくれた数少ない人物の一人である坂本くんが、友人の末本さんと共に5年ぶりにビラトナガル校を訪問してくれました。
子どもたちはとても驚きながらも、大歓迎で2人を迎えました。
坂本くんと子どもたちは、長い年月を感じさせないほどあっという間に打ち解け、思い出や将来の夢など、さまざまな話をしました。
2人は、計3日間ビラトナガルに滞在し、学校のアクティビティーやイベント、授業に参加し、子どもたちとの時間を楽しみました。
また坂本くんは、サプライズプレゼントとして、子どもたちにサッカーボールをプレゼントしてくれて、みんなで校庭でサッカーを楽しみました。
そして、ビラトナガル校では日本語の基礎授業を提供しているため、片言の日本語を話せる子どもたちが多くいます。
その中で、2人は子どもたちと簡単な日本語の会話を楽しみながら、経験と知識を共有してくれました。
長い年月を経ての坂本くんの来校は、 子どもたちとの絆、また、個人がそれぞれの子どもたち一人ひとりに与える影響の大きさを、感動的に物語っていました。
【インターン生、文化交流の旅】
オランダに留学中のあかりさんが、ビラトナガル校で3ヶ月間のインターンシップに参加し、学校で経験した日々の活動、経験を共有してくれました。
「学校ではエネルギッシュでやる気のある生徒が多かったのが印象的でした。
オランダの先生と生徒のフラットな関係に慣れてしまっていたので、生徒が先生を尊敬し、従う姿に私は少し違和感を感じました。
どんな人に対しても一定の敬意を払うことができるようになれば、将来、生徒にとって素晴らしい習慣になると思います。ただ、それだけではなく、グローバルな人間になるために、自分の頭で考え、自分の意見を相手に言えるような力をつける機会もあるといいと考えます。」
「ニプン校長先生との話はとても楽しかったです。
彼の社会開発と学校開発に対する情熱は素晴らしく、彼と一緒に研究し、運営するこの学校に貢献できていることをとても嬉しく思います。」
「 日本語の授業では、生徒がすでにアルファベットの発音を覚えていることに驚きました。同時に、日本語を学ぶためには、今後、適切な教科書やガイドラインが必要だと思いました。」
「ビラトナガル校が、私にとって初めてのインターンシップ先でしたが、とても楽しかったです。
文化や教育の違いはたくさんありましたが、先生も生徒たちもみんな親切でフレンドリーでした。
また、パワフルな運転と大きなクラクションが鳴り響く混沌としたスクールバスでの移動も楽しかったです。」
あかりさんは、地域の文化交流イベントや、学校のさまざまな行事への参加、そして日々の子どもたちへの日本語の授業と、ビラトナガル校に大きく貢献してくれました。
先生や子どもたちと、言語と文化を越えたつながりを生み出した彼女の素晴らしい人柄にみんな魅了されました。
また、多文化のライフスタイルをあらゆる側面から体験したいという彼女の熱意は、先生、子どもたち、そして地域の方々にも広く伝わり、快適な場所から一歩踏み出して、周囲の多様性を受け入れようという勇気にもなりました。
下記リンクは、あかりさんが3ヶ月間のインターン生の経験をたくさん共有してくれたインタビュー動画です。
ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=ZvC3RoG66o4&t=67s
インターン生最終日、お別れ会では先生、子どもたちからの感謝のメッセージと、祝福のティカで感謝の意を表しました。
あかりさん、3ヶ月間のインターン生活、本当にお疲れ様でした!
またいつでも遊びにきてくださいね。
【創造性の育成】
芸術は、子どもたちの想像力や自己表現力を養い、全人的発達に重要な役割を果たします。
YouMeスクールでは毎週金曜日に、子どもたちが楽しい週末を過ごせるようにと、さまざまなイベントを行なっています。
今回下級生は、紙を使った様々なアートやクラフトのイベントに参加し、ランプ、風船、扇風機など、さまざまなペーパークラフト作品をつくりました。
子どもたちの笑い声と好奇心が校内を満たす中、アート&クラフト・フライデーは大成功を収め、喜び、想像力、創造性に満ちた、子どもたちの可能性を開花させる有意義な金曜日となりました。
< YouMe Nepal >
【たくさんのご支援をいただき、ありがとうございました】
11月3日(金)、ネパールのカルナリ県でマグニチュード6.4の地震が発生し、少なくとも4000棟の家屋が全壊または一部損壊したと報じられました。
そして、被害にあった方々の半数以上が子どもたちであると言われています。
私たちは、地震の被災者を支援するために、すぐに募金活動を開始し、賛同してくださった方々から40万円を超えるご支援をいただきました。
先日、被害にあったベリ市からチャンドラ・プラカシュ・ガルティ・マガル市長がカトマンズオフィスを訪れ、彼は被災した家族への緊急支援のために提供された資金とその利用方法について、私たちに伝えてくれました。
現在も、皆様からいただいたご支援を使用させていただき、被災者の方々の支援を継続しております。
来月には詳細な明細をこのメールマガジンとSNSでお知らせいたします。
この度は、たくさんのご支援と温かい応援をいただき、心より感謝申し上げます。
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今月のレポートは以上となります。
来月も引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。