日頃よりご支援を賜り、本当にありがとうございます!
<コタン校>
【SDG’s ファッションショー】
環境のことを考えたさまざまなイベントを行っているコタン校では今回、捨てるはずだった古い服をリメイクした、子どもたちによるファッションショーが行われました。
今回、4年生〜6年生の子どもたちが古い服や布のデザインを起こし、リメイクしたものを2年生〜3年生が着用し、先生が作ったランウェイを歩きました。
遠隔地のコタンで育った子どもたちが、自分自身の個性をこんなにも豊かに表現し、彼ら彼女らのクリエイティビティに、先生たちはとても驚きました。
ファッションショーでは、子どもたちのクリエイティビティと多くの個性的な表現方法が見られました。
このファッションショーは 約2時間にわたって行われ、子どもたちのアイデアで実現したアップサイクルにより、廃棄物処理が難しいコタン校で、廃棄物の減少に成功することができました。
そして、子どもたちが互いの意見を尊重し、心を一つにして共通の目標に向かい、皆で達成する姿を見ることができ、このファッションショーは大成功のうちに幕を閉じました。
【YouMeオークション】
この日、コタン校では書籍や文房具、その他多くの教材を売るオークションの授業を、2年生から4年生を対象に実施しました。
私たちは、『オークションの仕組みは市場経済学の基本的な側面であり、それを理解することで、子どもたちが商品やサービスの需要と供給、価格設定、価値を理解するのに役立つ』と考え、今回このスペシャル授業を開催しました。
まずは子どもたちに『オークションとは何か』『プロセスはどのように進んでいくのか』を説明し、子どもたちは実際にこの授業から『どのように高額な価格になっていくのか』『そこでどのようなアクションが行われるのか』などを学びました。
初めての経験に子どもたちは興味津々で、とても盛り上がりました。
そして、この日先生たちがリアリティーのために使用したのが、この授業のために用意されたYouMe紙幣です。
子どもたちはそれらを本物の紙幣のように真剣に使い方と向き合い、使用しました。
教科書だけの授業ではなく、先生たちが実践的な授業に子どもたちを引きつけ、この経験が将来、子どもたちがより知識のある消費者になるのに役立つと信じています。
【最終期末試験】
学年度の終わりが近づき、子どもたちは最終期末試験を受けました。
この試験の結果により、次の学年への進級が決定します。
試験の直前、子どもたちは写真のように集まり、最終確認をして、試験に入りました。
私たちはすべての子どもたちが目標を達成し、彼ら彼女らの努力が実を結ぶことを祈っています。
【創立から12年】
今回YouMe School創設者のライが、コタン校を訪れました。
創立当初たくさんの人々に反対され、実現するはずがないと言われたYouMe School。
創立時、竹で出来た雨が吹き込む校舎も今では、3階建てのコンクリート校舎に変わり、約270人の子どもたちが毎日元気に通っています。
この学校は、ライの「母国に恩返し」の精神で始まり、皆様からいただいたたくさんの応援・サポートと、先生、スタッフ、そして地域の方々の愛と努力により、ここまで大きくなることが出来ました。
今の世代の子どもたちだけでなく、次の世代の子どもたちの良い未来のためにも、私たちが皆さまと一緒に達成したいことはまだまだたくさんあります。
<ビラトナガル校>
【インターン生の思い出と旅の記憶】
ビラトナガル校でのインターンプログラムでは、日本からの大学生、てづかさきさんと、やまだのりみさんに来ていただき、さまざまなプログラムに取り組んでいただきました。
最初は、新しい環境でのカルチャーショックや言語の壁に苦労したインターン生たちでしたが、次第に慣れ、日本から計画したたくさんの授業やイベント、彼女たちが学業で得た知識、そして日本の文化・言語などを楽しくシェアしてくれました。
これからも、YouMe Schoolは、学校だけの小さな世界や地域社会だけでなく、世界へと視野を広げ、お金で買えないような経験や機会を探求し、子どもたちへ最高の教育体験を提供していきます。
YouMe Schoolでは、まだまだインターン生を募集しております!↓
https://onl.sc/xWRh44g
〜下記インターンに参加してくれた二人のインタビュー〜
・やまだのりみさん~大学4年生
- なぜ、ネパールでボランティアをしようと思いましたか?
前々から海外でボランティア活動がしたいと思っていました。ネパールになったことは、ネパール好きな知り合いが多く自分もネパールに行ってみたい思いが強かったからです。また、登山が好きということもネパールを選んだ理由の一つです。
- ボランティア団体がたくさんある中、YouMe Nepalを選んだ理由はなんですか?
たくさん理由はありますが、ホストファミリーがいること、幅広い年齢の子どもたちが学校にいることが理由です。せっかく行くのだから現地の人ともっと関わりたいと思いが強くありました。また、ネパールはアジアの中でも最貧国と言われていると思います。ネパールでどのような教育が行われているのか興味がありました。
- YouMe Schoolでは、どのようなこと(クラスや遊び)を子どもたちに提供していましたか?毎日学校でどのように過ごしていましたか?
午前中に3クラス、午後に3クラス計6回の授業が行われています。科目は常時3つほど書かれており、登園後にその日の科目を知る機会も少なくありませんでした。科目はネパール語、社会、理科、コンピュータなど日本と変わりませんが、少人数な印象でした。高学年になると先生1人に対し、生徒は10人ほどのクラスもありました。幼児クラスではダンスやアルファベットの練習をしていました。授業をさせてもらえる時間は授業をして、他の空いている時間は子どもたちと一緒に授業を受けていました。
- このインターンシッププログラムについて、どう思いますか?
とても面白いと思います。日本語でなくとも他の言語に小さい頃から触れていると、言語や他人種に対しての抵抗感が少なくなると考えています。双方向にとってよいプログラムだと思います。
- インターンをしてみて、どうでしたか?
日本との教育の違いについてたくさん考えさせられました。教えることに正解はなく、自由になんでもやらせてもらえる環境でした。いかに自分がやりたいことと子どもが楽しんでくれることに合う内容にするのか難しかったです。人前で待つと言う経験も少なかった私ですので、頻繁に緊張していました。私が困っているといつも誰かが助けてくれました。泣きたくなる瞬間が何度かありました笑
短い期間でしたが、とても暖かく穏やかな毎日を過ごすことができました。貴重な時間でした。
- YouMe Schoolでボランティアしたい方々に、どんなアドバイスやエールを送りますか?
ぜひ行ってみて欲しいです。子どもの前に立ち、教えたことがない私でも楽しむことができたのできっとあなたは大丈夫です。楽しむ気持ちと知りたいと言う思いがあればできます。飛び込んだ後いくらでも悩むことができるので、まずは飛び込んで欲しいと思います。
- 最後に、YouMe Schoolの子どもたちや先生たち、ホストファミリーに何か伝えたいことがあれば、お願いします。
子どもたちや先生方、ホストファミリーには私の一生の思い出を作ってもらいました。ずっとどこか緊張してる私を、こんな自分でもいいんだと思わせてくれたのは皆さんの存在があったからでした。子どもたちにはたくさんの元気を、先生たちには温かな優しで包み込んでもらい、ホストファミリーには食住と、そしてネパールの文化を一緒に過ごすことを通して経験させてもらいました。全てが貴重な時間であったように思います。本当にありがとうございます。
・てづかさきさん~大学3年生インタビュービデオ
https://www.youtube.com/watch?v=WCS0CoUw1j4
【春の訪れを祝うホーリー祭】
今年も活気に満ちたホーリー祭が、学校で祝われました。
もともとホーリー祭は豊作祈願のお祭りでしたが、現在はヒンドゥー教の神様、クリシュナ伝説など、各地の悪魔払いの伝説などが混ざって、現在みられる形になりました。
先生たちは、この日のため市場で売られているカラフルな色粉の用意や写真撮影用パネルを作成し、子どもたちは大喜び!
子どもたちは、思い思いに水鉄砲や水風船などで遊び、それぞれ楽しみながらお祝いしました。
さまざまなバックグラウンドを持つ子どもたちが多く通うビラトナガル校で、子どもたちがそれぞれを尊敬し合い、助け合い、思いやる姿に、私たちはとても誇りを感じます。
【夢の学校を実現させるために】
創立者のライは「教育の重要性、また質の高い教育へのアクセスがいかに重要か」を、頻繁に話します。
そして私たちは、子どもたちのバックグラウンドや、カーストに関係なく、全ての子どもたちに平等な機会を提供する社会的責任があると感じています。
この日、創立者のライは、学校の進行状況を見るためにビラトナガル校へ訪問をしました。
日々の先生たちの絶え間ない努力が身を結び、ビラトナガル校は来年度250人の新入生を迎えます。
これからもゆっくりと着実に、すべての人種、宗教、カーストの子どもたちが最高の教育を受けられる教育システムの開発を進めていきます。
<おまけ>
【ネワール族の特別な結婚式:ベル ビバハ】
ベル ビバハは、古くからカトマンズ盆地に住むネワール族の文化で、思春期前の女の子が、ベル (洋梨) の実と結婚するという儀式で、ネワール族の女の子の成人式のようなものです。
ネワール文化の中で最も壮大で、重要な儀式の1つであり、大きな喜びをもって祝われます。
ベルの実は、ヒンズー教の原神の一つであり、ブラフマーとシヴァと共にヒンズー教の三位一体を形成しているビシュヌ卿の象徴と考えられており、この儀式では、基本的に、女の子がベルの実を夫として受け入れ、結婚すると共に、結婚の準備ができていることを象徴しています。
ネワール族は、このベルの実を食べることは禁じられており、この儀式のあとに川に放流されます。
通常、このタイプの結婚式では、女の子の両親が一緒にさまざまな神聖な儀式を2日間に渡り行います。
この儀式のあとは、彼女たちの夫が仮に先に亡くなったとしても、ベルの実との結婚は永遠と見なされるので、未亡人になることはありません。
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