新年明けましておめでとうございます。
本年も、子どもたちの成長を温かく見守っていただけると幸いでございます。
<コタン校>
【初めての宿泊旅行🚌】
今回、7年生から9年生の子どもたちが、YouMeスクール開校以来初めての宿泊旅行に3泊4日で出かけました。
行き先は、日本の観光客にも大人気の旅行先、ポカラです。
今回、子どもたちがポカラを旅行先として選んだ理由は、ポカラの文化、歴史、そして壮大な自然を探索するためです。
《1日目 ポカラ到着》
子どもたちはこの日、学校の校庭に集まり、先生たちが手配してくれたバスに乗り込みました。
ポカラまでの所要時間はなんと15時間!
1日目から子どもたちの体力と気力が試される耐久テストとなりましたが、そんな状況にも関わらず、子どもたちはみんなで歌い、遊び、熟睡しながら、楽しい長距離移動を楽しみました。
15時間後、ポカラに到着すると息を飲むような美しい風景にみんなの旅の疲れも吹き飛んでしまいました。
《2日目 ポカラの文化と歴史を探検する》
2日目は、歴史あるビンディヤバシニ寺院を訪れ、寺院の文化的意義について学ぶところから始まりました。
引用:Wikipedia
この寺院は、生贄の儀式があることで有名で、毎日羊や鶏、水牛などの動物が人々のために犠牲となります。
続いて子どもたちが訪れたのは、国際山岳博物館です。
引用:holidify.com
この博物館では、ヒマラヤにおける登山の豊かな歴史に触れ、工芸品や展示品、そして伝説となっている登山家たちの物語を楽しみました。
そして、博物館を楽しんだ後に子どもたちが訪れたのは、シャンティ・ストゥーパです。
シャンティ・ストゥーパは、日本の僧侶の方と、ラダックの仏教、そしてインド政府と協同で建立され、3,600mの丘の上にあります。
シャンティ・ストゥーパを訪問後、子どもたちはプンディコットに向かいました。
プンディコットでは、山の上に造られたシバ神の像を拝むことができ、天気が良い日は標高6,993mのマチャプチャレを眺めることができます。
《3日目:冒険と文化遺産探訪》
この日は観光客にも人気のサランコットに向かいました。
引用:Wikipedia
サランコットは、朝日を眺める場所として人気の観光地で、天気が良い日はヒマラヤ山脈を眺めることができます。
その後、子どもたちは標高1,100mのところにある鍾乳洞、マヘンドラ・グファを訪れました。
この鍾乳洞も、毎年何千人もの観光客で賑わう人気スポットで、中にはコウモリがたくさん生息しており、不思議で複雑な造形に子どもたちは魅了され、地下に隠された自然の驚異に脱帽しました。
《4日目 コタンへ帰宅》
楽しい時間はあっという間に過ぎ、帰宅の途につく時間がやってきました。
ほとんどコタン郡から出たことのない子どもたちにとってこの旅は、普段の視野を広げて、教育、そして文化的に探求することができた貴重な機会となりました。
【期末試験と成績発表】
毎学期恒例の、期末試験の結果発表が行われました。
子どもたちの日々の努力により、この日は学校全体が達成感に広がりました。
結果発表会には、毎回保護者の方々も招待されます。
YouMe スクールの保護者の方々の中には中等教育を受けてきていない方々もいるため、この発表会が、教育の重要性を繰り返し伝えるきっかけにもなっています。
成績表の配布と並行して成績の優秀だった子どもたちへ、賞品(鉛筆、消しゴムなどの文房具)が配布されました。
素晴らしい努力の成果ですね!おめでとう!
この取り組みにより、さらに子どもたちが勉学に励む意欲を高めてくれることを期待しています。
<ビラトナガル校>
【水谷さんとの別れ】
1ヶ月間、ビラトナガル校で奮闘してくれた水谷さんのお別れ会が行われました。
水谷さんは、日本語を教えるだけでなく、私たちのコミュニティに積極的に貢献し、子どもたちの文化体験を豊かなものにしてくれました。
水谷さんご自身の言葉で、インターンシップを振り返ってもらったインタビューは後日メールにてお知らせいたします!お楽しみに^^
水谷さん、1ヶ月間のインターンシップおつかれさまでした。そしてありがとうございました!
水谷さんの熱い志に、子どもたちや先生、そして私たちスタッフ一同、心を動かされたのと同時に、将来社会起業家として活躍する姿を拝見するのを楽しみにしてます。
またいつでもYouMeスクールに遊びに来てくださいね!
【プリトヴィ・ジャヤンティ / 文化の多様性を受け入れる】
プリトヴィ・ジャヤンティは、ネパールの初代国王プリトヴィ・ナラヤン・シャーの生誕記念を祝うネパールの行事です。
彼は18世紀に、様々な小国を一つの王国、ネパールに統一する上で重要な役割を果たしました。
この日、子どもたちは、それぞれのコミュニティーを代表する伝統的な服装で登校したことで、ネパールの豊かな文化遺産や伝統とのつながりを意識することができました。
子どもたちの中には、西部山岳地帯などに住む先住民のタルー族や、カトマンズ盆地の先住民族のネワール族など、さまざまなバックグラウンドを持つ子どもたちがいて、互いに尊重しあいながら学校生活を送っています。
【日本から新しいインターン生がやってきた!】
新しいインターン生、かなさんがビラトナガル校へ到着しました!
かなさんは関西学院大学に通う20歳の大学生で「どこの国に生まれたとしても、子どもたちがきちんと教育を受けられる世界を作りたい」という強い思いをもち、YouMeスクールのインターン生に応募してくれました。
彼女の飾らない人柄は、すぐに子どもたちを安心させてくれました。
現在は、日本語の授業はもちろん、彼女が以前に滞在していたウズベキスタンとカザフスタンの習慣や伝統を子どもたちに紹介してくれたりと、異文化交流を促進する活動をしています。
YouMe Nepalでは、引き続きインターン生を募集しています!↓↓
<その他>
【マゲ・サンクランティ】
マゲ・サンクランティは、ネパール各地で盛大に祝われるヒンドゥー教のお祭りで、収穫の季節を祝い、自然の恵みに感謝するために家族、親戚や友人が一堂に会するという特徴があります。
このお祭りでは、ネパールの人々は聖なる川、特にガンジス川で沐浴することで、祝福、繁栄、幸運に繋がると信じられています。
引用:clubmahindra.com
また、このお祭りに欠かせないもうひとつのことは、特別な料理を作って食べることです。
ゴマ、サトウキビ、ヤムイモ、サツマイモなどを使い、伝統的な食事を作り、家族、親戚、友人の間で交換されます。
<日本>
【YouMe Nepalが、かめのり賞を受賞しました!】
『かめのり賞』は、日本やアジア・オセアニアの若い世代を中心とした相互理解・相互交流の促進や人材育成に草の根で貢献し、今後の活動も期待される個人または団体を顕彰するものです。
YouMe Nepalは、2011年にネパール唯一のカースト差別の無い学校として、YouMe School コタン校を開校し、以来長年に渡り、ネパールの他の学校では行われていない、「給食や食育の実施」などの活動を先駆けて行ってきました。
今後も、子どもたちの未来の道を切り開く活動を続けて参りますので、ご支援、応援のほど宜しくお願いいたします。
副賞の100万円は全額、学校運営費として子どもたちのために使用されます。
【ライが、佐賀女子短期大学の客員教授になりました!】
代表ライが、佐賀女子短期大学の客員教授に任命され、1月24日に初めての講義を実施しました。
講義テーマは「21世紀の教育とは、〜考える力〜」
ライは、ネパールの現状やYouMe Nepalのことなどを学生たちに講義し、最後にはメッセージとして、「自分は何をしたいのか?」自分の人生のあり方をしっかり考えて「自分の人生の船長になろう!」という熱い言葉で講義を締めくくりました。
【Yahoo!ネット募金受付中】
YouMe Nepalは、Yahoo!ネット募金でも寄付を受け付けています。
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ご支援・ご声援の程宜しくお願い致します。
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今月のレポートは以上となります。
来月も引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。