日頃よりご支援を賜り、ありがとうございます!
[先月、アンケートへのご回答、誠にありがとうございました。
今月もまた募集させていただきますので、ご協力お願い申し上げます。]
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<ネパールで2番目に大きな行事>
【ティハール】
11月3日から7日まで5日間続いた、ダサインに次ぐネパールで2番目に大きな行事(お祭り)ティハール。
ネパールの方々はこの行事中、家の中と外をイルミネーションと蝋燭で飾ることから、別の名で『光のお祭り』とも呼ばれます。
ティハールは、牛・カラス・犬などの動物に対する愛と畏敬の念を祝う、伝統的な行事です。
初日にはカラスが崇拝され、それは悲しみを取り除き、家に幸運と幸福をもたらすと信じられています。
2日目には犬の額にティカ(お米とヨーグルトと食紅を混ぜたもの)を付け、御馳走と花輪で祝います。
3日目には、富と牛の神様であるラクシュミ女神を崇拝する日で、日中は牛を、夜はラクシュミ女神を崇拝します。
ラクシュミ女神は、綺麗な家にのみ幸運をもたらすと信じられていることから、ネパールの方々はこの日家を掃除し、古いものを新しいものと交換します。
彼らは家の入り口にランゴーリー(床に描かれる模様)を作り、ラクシュミ女神を迎えます。
4日目はグルプージャと呼ばれる牛が、農業文化のネパールにおいて不可欠な部分であるという理由で崇拝されます。
ティハールの最後である5日目は、ティハール祭の最も重要な日である『バイティカ』として知られています。
この日、姉妹は兄弟たちに、彼らの長寿、成功、そして幸福のために死の神であるヤマに祈るティカを額につけてあげます。
そして兄弟に花輪を付け、お菓子やさまざまな種類の珍味からなる食べ物を供えました。
【チャットプジャ】
チャットフェスティバルは、ティハールの直後に行われ、主に太陽を崇拝します。
この日、信者たちは早朝に川に入ります。そして、フェスティバルの期間中、特に女性は水分も取らない厳しい断食を行います。
写真は、太陽を崇拝するために、準備中の人々の様子です。
<コタン校>
【子供たちが元気に帰ってきました】
10月上旬から11月上旬まで1ヶ月間長期のお休みだったコタン校。
長期休暇から学校生活に戻ることは、子供たちにとって楽しみであると同時に挑戦であると感じ、少し心配していましたが、その心配とは裏腹に子供たちはエネルギーと活気に満ち溢れていて、安心しました。
《アクティビティー週間》
長期休暇後、子供たちの学習への興味を取り戻すために先生たちが考えたのは、3つのアクティビティーをみんなで楽しむ「アクティビティー週間」です。
【1つ目:デウシパイロ】
「デウシパイロ」というのは、主にティハールフェスティバルで歌われるネパールの伝統的で繁栄と豊かな未来のため願いを捧げる歌のことです。
この日先生たちと子供たちは校庭に集まり、先生のギターの音色に合わせて7曲を歌い、歌に合わせてみんなでダンスをしました。
【宝探しゲーム】
このゲームは、低学年から高学年までランダムに決められた4つのチームが、30分以内に決められたアイテムを探したり、アクティビティーをするとポイントがもらえるゲームで、それぞれ簡単なアイテム(マスクやリボンなど)に5ポイント、難しいアイテム(やすり紙の一部やイギリスの地図など)に10ポイントが加算されます。
そして、下記のように指定されたアクティビティーを行うと、同じようにポイントが加算されます。
5ポイント:
・15回の腕立て伏せ
・唐辛子を食べる
・30秒酔っぱらった演技をする
・8行以上の詩を作る
10ポイント:
・先生が30秒歌っているビデオを撮る
・A4紙に先生の全身画を書く
・30秒間先生の真似をしてビデオを撮る
・各ジャッジに焼いた野菜を振舞う
先生たちが考えたアクティビティーは面白いものばかりですね!
「さくらチーム」「マリーゴールドチーム」「シャクナゲチーム」「すみれチーム」中、優勝したのは、さくらチーム!
このゲームは、チームワークやコミュニケーション能力、思考力などを楽しく向上させることができるので、先生たちも1年に何回か取り入れています。
【音楽の時間】
3つ目は、音楽の時間です。
理科と算数の教師ケダル先生と一緒に、日本からのご寄付で頂いたピアニカをみんなで演奏しました。
演奏曲は「we shall overcome」
ゴスペルの歌で1950〜60年代、アフリカ系アメリカ人が公民権の適用と人種差別の解消を求めて行った大衆運動の歌です。
https://www.youtube.com/watch?v=MM5_XvpFsvU
2年生のスマヤル、ロチャナ、ベビナが一生懸命練習中!
<ビラトナガル校>
コタン校同様、ビラトナガル校も学校が再開しました。
2つの大きな行事で、家族との充実した時間を楽しんだ子供たち、また輝いたみんなの笑顔を見ることができました。
ビラトナガル校では、毎朝朝の集会で、先ほどコタン校の子供たちがピアニカで弾いていた「we shall overcome」を流し、気持ちを高めます。
そしてその歌に合わせ、ドラム担当の生徒がドラムを演奏します。
現在のドラム担当10年生のシャクシャムは、休日の後、学校初日の朝の集会の準備中。
集会の後、生徒たちはクラスに向かって一同に行進します。
ネパールでは新型コロナウイルスの状況が徐々に落ち着いてきましたが、私たち教師は未だ気を抜くことなく、子供たちが毎日安心安全な学校生活を送れるよう最善を尽くします。
【里帰り】
3年生のアユナが休暇中、彼女のお母さんの実家があるディプルン(コタン地区)へ里帰りした時の様子を教えてくれました。
ビラトナガルを朝出発しディプルンへは、バスで約1日かかります。
以前、ディプルンへ帰る道はガタガタ道でバスが通ることができず何日も歩かなければいけなかったのですが、現在道路工事が成されバスは彼女の村の近くまで行ってくれます。
日本もネパールの道路設備には過去たくさんの協力をしています。
外務省によると、日本政府はネパールの道路整備関連の援助を1990年からの10年間で約
124億8900万円しています。(贈与と政府貸付)
バスの停留所から約5分ほど歩き、彼女の家へ到着です。
ティハールの最後の日である5日目『バイティカ』で、アユナは弟たちの額にティカをつけてあげ、一緒に遊び、家族で御馳走を楽しみました。
充実した休暇を過ごしたアユナ。「また来年もこの村に帰ってきたい!」と話します。
そして「村での滞在を、いつもサポートしてくださる日本のサポーターの皆様へ紹介し、楽しんでもらえていたら嬉しいです。」とも話しました。
<愛のランドセルプロジェクト>
新型コロナウイルスの影響で1年延期になりました「愛のランドセルプロジェクト」がようやく動き出しました。
日本からたくさんの愛と思い出の詰まったランドセルをご寄付いただき、本当に感謝申し上げます。
カトマンズの倉庫に約8か月間保管されていたランドセルは、3台の大型トラックでコタン郡に輸送されました。
カトマンズからコタンまでは約7-8時間。
新型コロナウイルスの影響で困難を極めたこのプロジェクトですが、たくさんの方々の努力で、ついにここまで来ることができました。
来月のメールマガジンで、ランドセルが子供たちの手に様子を報告いたします。
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今月のレポートは以上となります。
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