2021年4月号 - YouMe Nepal

日頃よりご支援を賜り誠にありがとうございます。

サポーターのみなさまに、子供たちから小さな贈り物が届きました！
頑張って日本語も書いてくれました☆

改めまして、YouMe Schoolの子供たちの未来を一緒につくっていただいてありがとうございます^ – ^

【ネパールの新年はなぜ違う？】

今年のネパールの元日は4月13日（2078年）でした。ネパールの新年はなぜ他の国と違うのでしょうか？

これは、ネパールで採用されているカレンダーが太陰暦であり、その新年は通常4月12日から18日の間だからです。

ネパールのヒンドゥー教の王たちは、このカレンダーが有名なヒンドゥー教の伝説的な王、ヴィクラマディティヤと直接関係があり、ネパールが世界に知られるのに役立つため、このカレンダーを好みました。

こちらの写真はカトマンズオフィス近くのショッピングモールでスタッフが見つけ、送ってきてくれたものです。

前回このショッピングモールはクリスマス時にツリーを飾っていましたが、今回は新年お祝いのために、ネパール国旗がイルミネーションされていますね。

左側の黄色い文字はネパール数字で「２０７８」と書いてあります。

こちらの写真は新年のお祝いでビラトナガル校に集まった先生たちです。
カラフルなサリーがとっても綺麗ですね！
ちなみにサリーというのは、一枚の長い布で、インドの民族衣装。

もともとフォーマルな場で着られていたものが、時代とともに普段着として着られるようになりました。長さは短いもので4.5メートル、長くて8.6メートルと体型に合わせ自分にあった長さを見つけるそうです。

<コタン校>

【Dr. Ericのオンライン授業】

前回のメールマガジンでお知らせしました通り、YouMe Nepalでは、海外在住のゲストたちによるオンライン授業を不定期で実施中です！

今回2回目のゲストは代表ライの東京大学大学院時代の友人、スウェーデン出身のDr. EricとDr. Ericの甥のLudvig。

スウェーデンの人口や首都など基本的な知識から、スウェーデンの学校の歴史や教育など深い知識まで、子供たちにわかりやすく説明していただきました。

授業の最後には、子供たちから直接Dr. Ericに質問できる質問コーナーを設けました。
ここで質問した６年生のSUSANA RAIちゃん。

Susana「今まで何カ国訪れましたか？」

Eric「大体40カ国くらいかな！」

Susana「ネパールに来たことはありますか？」

Eric「まだ行ったことがないけど、行ってみたいよ！その時は君たちに会いに行くね！」

Dr. EricとLudvig、素敵で暖かい授業をありがとうございました！
世界が落ち着いたら、ぜひ学校に遊びに来てください。

YouTubeに授業の様子を投稿しましたので、ぜひご覧ください☆
https://www.youtube.com/watch?v=S4RcgMGroVs

– Dr Ericへの感謝の手紙 –

前回の授業に引き続き、今回も子供たちがDr. Ericに向けて感謝のお手紙を書きました。
少しだけ紹介いたします！

こんにちは。

親愛なるDr. Eric とLudvig。
YouMe Schoolの4年生です。
スウェーデンに大学が６７つあると知ってとても驚きました。
あなたのレッスンに参加でき、とても幸せでした。
僕はスウェーデンの教育システムがとても好きです。

いくつか質問していいですか？
・何歳ですか？
・両親の名前はなんですか？
・元気ですか？

先生、こんにちは。
私はMankala Rai、YouMe Schoolコタン校の5年生です。

あなたのレッスンを観ることが出来てとってもワクワクしました。
今回たくさんスウェーデンの教育システムのことを知ることが出来ました。
そして、スウェーデンがとても美しい国と知ることも出来ました。
私たちの国ネパールもまた素敵な国です。いつか先生が訪れ、会うことができますように。

質問がいくつかあります。
1)今までネパールを訪れたことはありますか？
2)何歳ですか？
3)家族は何人ですか？

ありがとうございました！

こんにちは先生。

私はYouMe Schoolコタン校６年生のAaisaです。
初めに、Eric先生とLudvigさん、私たちにレッスンをしていただきありがとうございました。
あなたたちとお話することができて本当に光栄に思いました。
スウェーデンの教育のことをシェアしていただき、社会学についてのたくさんの情報も知ることができました。

いくつか質問があります。
1) どのくらいの頻度で旅行に行きますか？
2) 私たちの国、ネパールを訪ねることを忘れないでください。
3) あなたがいつかネパールを訪れ、私たちの学校に来てくれますように。

【1年ぶりの家庭訪問】

AIN（味の素ファンデーション）さんとの給食＆食育プログラムの一環で続けてきた家庭訪問プログラムを1年ぶりに実施しました。

YouMe Nepalスタッフであり、看護師で代表ライの妹のニーシャと、コタン校の先生たちが子供たちの家へ向かいました。

家庭訪問の最も重要なポイントは、教師と看護師が一緒に彼らの生活を垣間見れることです。

子供たちの家庭での食事の習慣を絶えずフォローアップし、彼らの健康のためにするべきこと、そしてもたらされるべき変化について家庭で話し合います。

子供たちのご両親と直接関わることができるのは、とても嬉しく、励みになります。

私たちのチームは、子育てのスキル、子供たちの成長、そして子供たち家族の健康についてさらに学んでいきます。

【サッカーボールプロジェクト】

先日、代表ライがオンラインレクチャーをさせていただいた【ワクセル様】から、ネパールの子供たちにサッカーボール・バレーボール１００個をご寄付いただきました！

新型コロナウイルスの影響で遅れていたこのプロジェクトですが、４月の初旬、無事１００個のサッカーボール・バレーボール全てがネパールの学校・スポーツクラブに寄付されました。

今回寄付されたのは、YouMe Schoolもあるネパールコタン郡。
10校の学校（対象1,200名）と9つのサッカー・バレーボールクラブ（対象200名）

みんなとっても喜んでくれました^ ^

改めましてワクセル様、ご寄付ありがとうございました！
今後も、YouMe Nepalを応援よろしくお願いいたします(^ ^)

【ミュージカルコンテスト】

ネパールの大晦日（4月13日）にミュージカルコンテストが行われ、幼稚園クラスから6年生までがクラス毎と個人で、自慢のパフォーマンスを披露しました。

個人部門で1位に輝いた4年生のYasodha Raiちゃん！

https://www.youtube.com/watch?v=-7hwc_pFa7M

大人顔負けの歌唱力とリズム感でみんなとても盛り上がりました！
歌【RAIL LAI MA】
みんなと同じ電車で彼の元へ向かうというロマンチックな歌です。

以下はクラスごとのパフォーマンスです♪

幼稚園クラス
https://www.youtube.com/watch?v=9Pt-kXywfJE

歌【Making Melody In My Heart】
小さな子供がダンスしながら歌える歌

１年生
https://www.youtube.com/watch?v=KSYPdeATgRk

歌【Jun Ta Lagyo Tara Le】
子供に対しての愛を語った歌

２年生
https://www.youtube.com/watch?v=ehVVYfoie_c

歌【Chaubandima Patuki】
たとえネパールの民族衣装を着ていなくても、私の心はいつでもネパールと共にあるという母国ネパールを愛する歌

3年生
https://www.youtube.com/watch?v=6PskYDrEMZI

歌【GAUN GAUN BATA UTHA】
村々の人々が一緒に一丸となり、国を盛り上げていこう！という歌

4年生
https://www.youtube.com/watch?v=hNwnIz3edLQ

歌【Bipul Chettri】
生まれた娘の幸せを願って作った歌

5年生
https://www.youtube.com/watch?v=chc1apWB1p0

歌【RATO RA CHANDRA SURYA】
ネパール軍隊など、ネパールを誇らしく歌う歌

6年生
https://www.youtube.com/watch?v=-mnnB9QZxcA

歌【SOORA BARSE UMERAIMA】
若い男の子、女の子がデートしている恋の歌

最後は先生たちのパフォーマンスでコンテストは終えました。
https://www.youtube.com/watch?v=uhPGRr5-wcU

新型コロナウイルス蔓延前、毎月開催していたこのようなイベントもできなくなってもう１年以上。
今回のこのイベント開催を子供たちは本当に楽しんでくれて、気分転換になりました。
子供たちが自分たちで考え、自分の個性を発揮できるこのような機会をこれからも増やしていけたらと思います。

<ビラトナガル校>

コタン校と同様、ビラトナガル校でも同時に行われたDr Ericの授業。
ビラトナガル校でも子供たちが感謝のお手紙を書きました。

– Dr Ericへ感謝の手紙 –

名前：Shristi Rajbanshi
クラス：5年生　YouMe School

Dr EricとLudvigとの交流
素晴らしいゲストを迎えてくれたYouMe Schoolに感謝したいと思います。
彼らのレッスン、とっても楽しかったです。
ありがとう！

名前：Sumit Majhi
クラス：６　YouMe School

EricとLudvigとのショートミーティング
彼らとお話するこのような機会をいただけて本当に嬉しく思います。
教えていただいたスウェーデンの数多くの情報は、私たちの知識向上に本当に役立つと思います。私はいつか彼らをぜひ私のお家へお招きしたいです！
ありがとうございます。

名前：Pranzal
クラス：６

Dr EricとLudvigとの会話
Dr EricとLudvigのお二人にとても感謝しています。
このレクチャーは私にとって素晴らしい瞬間でした。ネパールからとても遠いスウェーデンの知識を知ることができて光栄でした。
スウェーデンの大学や教育システムはとても良く、持続可能なものだと感じました。
お二人がいつかネパールに来てお会いすることができますように。
あたらめて、素晴らしい授業を本当にありがとうございました！

名前：Chandani
クラス：９

Dr. EricとLudvigとの交流
お二人と話す機会をいただけて本当に嬉しかったです。
あなたたちの国、スウェーデンのことをたくさん知ることができました。
スウェーデンの特徴、首都や大学の知識、そして教育システムを学ぶことができたことは、私にとって本当に良い機会でした。
またこのような授業を受けられることをとても楽しみにしています！
ありがとうございます！

名前：Pinki Mandal
クラス：９

Dr EricとLudvigとの交流
お二人の授業は私たちにとって、本当に素晴らしい瞬間でした。
スウェーデンの特徴をたくさん知ることができました。
また、彼らのようなゲストを迎え、授業を受けられることをとても楽しみにしてます。
ストックホルム大学の情報もたくさん知ることができました。
あなたたちのような素晴らしいゲストを迎えられたこと、YouMe Schoolに感謝の意を表したいです！

【英語の授業を公開！】

4月19日（月）に収録された英語の授業を公開します。

クラス８（中学２年生）の授業です。

https://www.youtube.com/watch?v=Mqd2JVXmw_4

今日のクラスではHad been ~ing（過去完了進行形）を学んでいます。

先生は、5分に一度ほど子供たちにきちんと理解出来ているのか、毎回確認をします。
こうすることで、理解出来ていない子はこの時に躊躇せずに質問することが出来ます。

<オンラインクラス>

カトマンズから優秀な先生を雇い、カトマンズオフィスからオンラインで郊外の学校へ授業を行なっているオンラインクラス。

https://www.youtube.com/watch?v=DzjiiT1cXy4

テストが近づき、子供たちのやる気もマックスのバラムタ校とバラハ校の様子です。
こちらの映像は、数学の授業になります。

【ネパール大地震から6年】

2015年に壊滅的な地震がネパールを襲ってから4月25日で6年になります。

この地震は50万棟もの建物に被害を与え、死者約8,500人、負傷者約14,400人と多くの人々の命を奪いました。この破壊的な出来事は、今でもネパールの人々に消えない傷跡を残しています。

引用：www.nset.org.np

そして、当時の学校教育機関にも大きな影響を及ぼしました。
大地震直後も余震が繰り返される恐れがあったため、授業再開にとても苦労しました。

教育機関は2か月間ほぼ閉鎖。

余震による建物のさらなる被害を絶えず恐れていたため、カトマンズなどの市内の学校に行っていた子供たちは郊外の家に帰らざるを得ませんでした。

この大変な状況を考慮して、YouMe Nepalは一時的な学習センターを建設し、地震に襲われた学校の子供たちを助けることを決心しました。

最初は、ネパールの中央付近、ラムジュン地区の人里離れた村からスタートしました。
この村は、ラムジュン地区で最も地震の影響を受けた地域の1つでした。

サポートする1つ目の学校で350人の子供たちがいるPachok中学校、そして2番目の学校で37人の生徒がいるIlamDevi小学校は、とても授業ができる状態ではありませんでした。

サポートは、学校運営が再開できるまでという一時的な使用目的でしたが、安全性と品質に妥協はしたくなかったので、長期的な結果を得るために鉄骨の使用を選択しました。

このプロジェクトは私たちにとって人生を変える経験でした。私たちは機能的であり、そして安全な学校を同時に建設しなければならないというプロセスを経験しました。

私たちの主な目的は、地震の影響を受けた子供たちに、学校再開するまで勉強できる、安全で保護された学習環境を提供することでした。

上記のサポートとはまた別で、数人の貧しい学生を支援するためのスポンサーシッププログラムとして【Ashaプロジェクト（ネパール語で” 希望 ”）】を開始しました。

私たちが提供した財政的支援は、子供たちの未来を安全で輝いたものにすることに焦点を当てると共に、子供たちが精神的および知的に強くなるのを助けることにもフォーカスしました。

当初は5人の生徒がいましたが、その後、経済的な理由のために、そのうち4人しかサポート出来ないという結論になりました。
子供の保護者の方と話し合いの同意を得て契約を終了しました。
現在では、2人の子供たちをサポートしており、彼らの安心を経済的および感情的にサポートしています。

サポートするまでの全過程が私たちにとって全て初めての経験でした。

過程が進むにつれ、私たちは少しずつ賢くなり、私たちが仕事をしたことで生まれた出会いや感情に支えられ、ここまで進んでくることができました。

また、失敗から学び、それでも人々の生活と子供たちのトラウマなどの思考に少しの変化をもたらすために努力し前進できていることは、生涯忘れがたい財産です

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今月のレポートは以上となります。
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