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<ジャナイ・プンニマ(Janai Purnima )>
[ジャナイ・プルニマ]は、全国で祝われるヒンドゥー教の行事(祭り)の一つで、ヒンドゥー教の人々にとって、とても大きな意味を持ちます。
名前の意味ですが、ジャナイは【神聖な糸】、プルニマは【満月の日】を意味します。
特にBrahmins、Chhetris、Vaishyas(カースト制度の1番上から3番目まで)は、この日に、腕にしているミサンガ(糸)と、糸で作られたネックレスを新しいものに交換します。
これは『魂を浄化し、体を悪から守る』と信じられています。
この行事では家族が集まり、クワティと呼ばれるもやしなどが入った9種類のお豆でごちそうを作り、楽しみます。
<ラクシャ バンダン(Raksha Bandhan)>
保護者の絆を意味する『ラクシャバンダン』は、兄弟姉妹間の絆・愛を称えるために祝われる行事です。
伝統では、実際の姉妹から兄弟へ神聖な糸で結ばれたブレスレットをプレゼント、それを腕に結んであげると、そのお返しに兄弟は姉妹へ何かプレゼントを返します。
現在では、学校や職場、親戚の女の子・女性からでもそれが行われることが一般的になっています。
<コタン校>
【校長先生の1日ルーティーン】
コタン校のダラ二校長はとてもフレンドリー、そして親切で皆にとても優しい性格ですが、仕事に対してはとても情熱的で、常にプロフェッショナルに任務をまっとうする、そんな方です。
コタン校から徒歩10分ほどの所にあるYouMe House。(味の素ファンデーション様との共同プロジェクトで建設されました。)
( ↑ YouMe Houseの様子がご覧になれます。)
ダラニ校長は現在こちらに、ネパール各地から来た先生たちと一緒に共同生活をしています。
https://www.youtube.com/watch?v=bRhVEPs0SeY&t=231s
通常ダラニ校長は、朝6時に目を覚まし、短い瞑想と運動でリフレッシュします。
その後、朝食を食べ、学校へ向かいます。
– 学校へ向かう
ダラニ校長は、誰よりも早く学校に行き、子供たちの到着を待ちます。
彼の熱い考えは、教育だけにとどまりません。
15年間他の学校で働いた経験がある彼は、あらゆる方向から社会を変えることが出来ると信じています。
彼は、老若男女関係なく人を引き寄せ、壁なく人の心を開きます。
-到着・業務開始
YouMe Schoolでは、校長先生も他の先生と同じように子供たちに授業をします。
オフィスは個室ではなく、他の先生たちと一緒に過ごします。
一緒にクラスの準備をし、働くことで、他の先生たちのやる気向上に繋がるように動機付けます。
-教室でベストを尽くす
ネパールでは、さまざまな理由から教育を受けられない子供たちがまだまだたくさんいます。
宗教上、家庭経済環境上、カースト、ジェンダー差別(女の子だから)など、理由は本当にさまざまです。
ダラニ校長は、「教育と学習は子供たちにとって最高の経験であり、それはあらゆるレベルで国を守るための武器をつくるプロセスになる。」と話します。
そして私たちは、『教育は、世界を見て理解するための光でもある』と認識しています。
-お昼ごはん
昼食は皆から距離を置き、取ります。
食通なダラニ校長ですが、家庭料理も同じくらい大好きです。
ネパールでは、新型コロナウイルスの影響により、ほとんどの学校が閉鎖、一部の学校では対面授業が行われています。
3ヶ月間の学校休校後、コタン校は、対面授業の実施を決定しました。
その理由は、コタン村ではインターネットを設置していないお家がほとんど(インターネット設置費用は、日本で換算すると10万円ほど)ということで、子供たちへの教育が完全にストップしてしまったという理由からです。
-保護者面談
YouMe Schoolでは、親御さんたちとの定期的な面談を行っております。
子供たちの発達には、家庭環境・指導・保護者や学校環境からの支援が含まれます。
子供たちが各家庭で安全に学習するためには、親御さんたちのサポートを必要とします。
「親御さんたちのサポートは、子供たちの態度や学習に大きな改善をもたらします。」と、ダラニ校長は話します。
-帰宅までの道
勤務終了後、一緒に住んでいる先生たちと一緒にYouMe Houseへ戻ります。
過去5年間、これは彼のルーティーンとなっています。
「こんなに無駄がなく面白い仕事は、私の人生で”この仕事”以外に考えられない」と、ダラニ校長は話します。
【対面授業】
YouMe Schoolは現在のコロナ禍で抱える授業の問題を解決するため、シフト制の対面授業を計画しました。
この計画は、市町村の自治体・保護者・学校行政の皆様からのご協力・ご支援を受けて成功しています。
シフトにより分けられたクラスと、工夫されたアイデアを採用することによる新しい学習方法は、子供たちが笑顔で勉強できる環境を再びもたらしてくれました。
YouMe Schoolでは、さまざまなマルチメディアリソースを使用し、高度な学習アプローチを実施しています。
私たちの学校は、クラスを体系的に運営するため、地方自治体のマニュアルに沿って授業を実践しています。
【野菜収穫】
味の素ファンデーション様との共同プロジェクトの一つ、YouMe ファーム。
今日は、7年生の子供たちが野菜収穫に来ました。
YouMe Schoolには、『職業』という教科があり、この授業はその内の一つでもあります。
子供たちは実際の職業体験を自ら実践し、農場で野菜を植えることを楽しんでいます。
毎年夏季には、トマト、唐辛子、にんじん、大根などの野菜を育てます。
今日は、こんなに取れました!
<ビラトナガル校>
【家庭訪問の重要な役割】
パンデミック中から現在も、オンライン授業を実施しているビラトナガル校ですが、子供たちの欠席が目立っていました。
そこで、オンラインクラスと教育の重要性を親御さんたちに伝える+カウンセリングのため、校長先生は家庭訪問を開始しました。
私たちの目標は、『子供たちの教育と学習環境を同じ段階に戻すこと』
子供たちをサポートする過程で、親御さんたちに『学生生活・教育が子供たちへプラスの影響をもたらす』と理解してもらう。
そして、家族や社会の支援を受けながら、さまざまな側面から学生を支援するための社会的調和という環境を作り出すことです。
毎回YouMe Schoolでの家庭訪問は、教育の一貫性を高め、向上させるために非常に重要な役割を果たしてきました。
今回の家庭訪問により、私たちと保護者の皆さんはさまざまな問題を見つけ出し、話し合うことが出来、それにより互いの関係を深めることも出来ました。
親御さんたちは「家庭訪問プログラムに参加できて、とても嬉しかったです。」と話します。
全ての子供たちのお家にインターネットがあるわけではありません。
きちんと今の事実を収集し、全ての子供たちが平等に学習できるよう、私たちは全力を尽くしていきます。
【先生たちのクリニック訪問】
新型コロナウイルスにより、健康であることがどれほど大事なことかを思い知らされました。そして、パンデミックがどれほど私たちの生活・学習・働き方に影響したかを認識させられました。
そこで私たちのスタッフは、子供たちへ安全な教育を提供するため、たとえ何も症状がなかったとしても、定期的にクリニックを訪れ、PCR検査を実施するようにしています。
【日本とネパールの子供たちを結ぶプロジェクト】
このプロジェクトは、日本の東大和中学校の子供たちと、YouMe Schoolの子供たちを繋ぐプロジェクトです。
(校長先生から、ディスコードアプリの使い方を学ぶ子供たち)
言語の壁とコミュニケーションに挑戦するこのプロジェクトは、学ぶことができるチャットプラットフォーム「Discord」(アプリ)を利用します。
子供たちが使用するサーバーは常に監視されているため、安全性が高く安全です。
パンデミックとの戦いの真っ只中だったYouMe Schoolの子供たちも、東大和中学校の子供たちからのメッセージを、本当に楽しんで読み、とても感動していました。
東大和中学校の子供たちの心温まるお手紙、本当にありがとうございました!皆様といつか直接お話しできることを願っております。
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今月のレポートは以上となります。
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